CD 輸入盤

ゴルトベルク変奏曲 ジャン・ロンドー(チェンバロ)(2CD)

バッハ(1685-1750)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
9029650811
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明



ジャン・ロンドーが「沈黙への賛歌」と考える、
演奏時間約108分の中で綴る『ゴルトベルク変奏曲』


バロック音楽だけでなく、クラシック、ジャズへの情熱と好奇心にあふれたジャン・ロンドーは、哲学、心理学、教授法の要素を少しずつ織り交ぜ、多様な文化や芸術形態、専門分野の間にある音楽的な関係性を常に追求しています。ブランディーヌ・ヴェルレのもとで10年以上にわたってチェンバロを学び、その後、通奏低音、オルガン、ピアノ、ジャズと即興演奏、作曲、指揮の研鑽を積み、2012年、弱冠21歳という若さでブルージュ国際古楽コンクール・チェンバロ部門優勝。2015年にエラート・レーベルと専属契約を結び、これまで発売してきた6枚のアルバムをどれも世界的に高い評価を得ています。
 2021年にリリースするのは満を持してリリースするのはバッハ『ゴルトベルク変奏曲』。主題のアリアと30の変奏、そして最後にまた最初のアリアが巡ってくるというバッハの最高傑作のひとつと称されるこの作品。数多くのアーティストたちがその演奏に臨み、数々の名演を生み出してきました。
 ジャン・ロンドーは2017年に初来日時に素晴らしい演奏を披露。2018年にオランダ・バッハ協会の「YouTube」チャンネルでも、また違った表情で演奏してくれました。今回のエラートからの録音は、繰り返しを全て行っているとはいえ、演奏時間108分(CD2枚組)という、これまでの多くの録音の中でも最も長時間演奏となっています。
 ロンドーが選んだ楽器は、2006年製のジャーマン・モデルによるもので、「この楽器には、繊細さと壊れやすさだけでなく、動物的なものも感じ、順応性があり、形を与えることができます」と語っています。今回使用された楽譜もこだわりをもって、1740年代に印刷されたもので、1974年に発見されパリ国会図書館に所蔵されているものです。バッハ自身が行ったマーキングや修正が含まれています。「すべてのバッハは、このゴルトベルク変奏曲にあります。すべての音楽はそこにあります。この貴重な音楽学の情報源を掘り下げることによって、私は自分が最も本物の選択であると感じたものを作ることができました」と。ロンドーは語っています。
 その時その時で同じ演奏は行わない、ロンドーらしい計算された美しい装飾音が加えながら時が流れていく・・・その沈黙と流れによる、繰り返す波のような演奏が味わえます。
 ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説・日本語帯付き。(輸入元情報)

【収録情報】
● J.Sバッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988


 ジャン・ロンドー(チェンバロ/2006年、Jonte Knif & Arno Pelto製作〜ジャーマン・モデルによる)

 録音時期:2021年4月17-24日
 録音場所:パリ、ノートルダム・ド・ボンスクール教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 日本語解説・日本語帯付き(ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ)


ユーザーレビュー

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 沈黙という名の空白の中にバッハの音符を...

投稿日:2022/03/31 (木)

 沈黙という名の空白の中にバッハの音符をはめ込んでいく、またはちりばめていく…数回聴いてそのような印象をもった。  時間的にみるなら108分という演奏時間はたしかにべらぼうな印象を受けるが、聴いていると「遅い」という印象はない。リピートの有無の問題ではなく、上述のような音の配置が結果的に108分ということになったのかもしれない。残響の長い録音場所で演奏することで発せられた音が沈黙に還っていくようにも感じられる。装飾音についていうととても個性的。楽譜の記述によるのかロンドー本人のinventionなのか私には判らないが、それがあることで曲が不思議な煌めきと生命力を発するので、いろいろな方に聴いてみてほしいところだ。更に言うと、休止または無音も装飾音の一部になっているようにも感じる。沈黙と言うのか、沈思と表現するかは人それぞれだろう。 また、音楽を奏でると同時に詩を編んでいるような印象もなんとなく感じる。彼の名前(Rondeau)から連想してしまうのかもしれないが…。  ふと思ったのは、こんなゴルトベルクならM.フェルドマンのピアノ曲どれか(「マリの宮殿」か「三和音の記憶」のどれか1曲あたり?)とカップリングしてみたら面白そうだなとも思った。一見、性格や思想がかけ離れていると思えるが、どことなく合いそうな気もする。両曲ともその長さで演奏者も聴く方も大変なのはまちがいないだろうが。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ロンドーは今回初めて聞いたが、これは恐る...

投稿日:2022/03/08 (火)

ロンドーは今回初めて聞いたが、これは恐るべき説得力を持つゴルトベルグだ。最初のアリアを聞けば、一音一音考え抜いて弾いているのがわかる。テンポは遅い。最初のアリアだけで5分半もある。通常すべてのリピートを実行した録音は80分前後のものが多いが、これは108分!30分近くも長い。しかし、聞いていてなんの違和感もない。遅いなぁとも感じない。この傑作を録音する方は全て考え抜き、またグールドという高い壁の存在に畏怖しつつも、自らの可能性を探っていると思うが、それにしてもこのロンドーの演奏は何かが違うと感じる。私が思うに、ロンドーの最大の特徴は、この曲のメロディをしっかり鳴らすことで、旋律線が必ずきれいに描かれる。他の演奏では、伴奏の分散和音が旋律線の邪魔をすることもあるが、ロンドーは伴奏が旋律線と重ならないよう細心の注意を図っている。また、「響き」にもこだわるので、必然的にテンポが遅くなるが、その効果は抜群である。例えば第16変奏の最後の寂寥感や、曲の最後のG音の深淵さとか、音で精神世界を描き出す。リピートでも同じ「繰り返し」を拒否し、演奏の可能性をトコトン追求する。最初のアリアと最後のアリアはテンポも装飾も響きも異なる。そのためにロンドーは楽譜から楽器まで、多大な労力を払っているのだろう。その姿勢が、演奏以前の蓄積こそがロンドーなのだ。この名曲に新しい命を吹き込んだ傑作ディスクであると、私は心からそう思う。齢30にてこの姿勢は怖さすら感じる。何かを犠牲にして削ぎ落としている感もする。優れた古楽器奏者はマンロウもスコット・ロスも早世した。失礼だし、不謹慎とも思うが、ロンドーにそういう哀しみが訪れないように祈りたい、とすら思った。最後に、録音についてだが、音自体は明晰であるものの、若干残響感が引っかかる。これを是とするかどうか、この点だけは意見が分かれると思う。

てつ さん | 東京都 | 不明

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人物・団体紹介

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バッハ(1685-1750)

1685年:アイゼナハで誕生。 1700年:リューネブルクに移り、修道院付属学校の給費生として生活。 1703年:ヴァイマルの宮廷楽団に就職。 1707年:ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会オルガニストに就任。同年、マリア・バルバラ・バッハと結婚。 1708年:ヴァイマルに移って宮廷オルガニストに就任。 1714年:楽師長

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