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ハーベン ハーバード大学法科大学院初の盲ろう女子学生の物語

ハーベン・ギルマ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750352091
ISBN 10 : 4750352098
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

視界なき現代に盲ろう女性が放つ心のサーチライト。空前の回想録。

目次 : 父が連れ去られた日―1995年夏 エチオピア アディスアベバ/ 道のりは始まったばかり―2000年秋 カリフォルニア州オークランド/ 戦争―2001年夏 エリトリア アスマラ/ ばかげた性差別とばかげた雄牛―2001年夏 エリトリア アスマラ/ 旋律が奏でるヒント―2001年夏 エリトリア アスマラ/ エンチャンテッド・ヒルズでダンス―2003年夏 カリフォルニア州ナパ/ 皿洗いでゴマすり―2003年秋 カリフォルニア州オークランド/ 砂漠で水合戦―2004年春 マリ ケグネ村/ アフリカの夜に途方にくれる―2004年春 マリ ケグネ村/ 村に秘密を知られないように―2004年春 マリ ケグネ村/ 落下式便所―2004年春 マリ ケグネ村/ 愛の交錯する干渉を乗り越えて―2005年夏 カリフォルニア州オークランド/ 両親に読ませたくない1章―2006年夏 ルイジアナ州ラストン/ 誰も見ていないかのように遊べ―2006年夏 ルイジアナ州ラストン/ 盲目を積極的に捉えるポリシー―2006年夏 ルイジアナ州ラストン/ 唯一、信じられるおとぎ話―2006年秋 オレゴン州ポートランド/ エイブリズムのこと、目を使わずにピーナツバター&ジェリーのサンドイッチを作ること―2006年秋 カリフォルニア州オークランド/ 決して、クマに背を向けて走り去るべからず―2006年秋 オレゴン州ポートランド/ 冷酷な真実をつきつけるアラスカ―2008年夏 アラスカ州ジュノー/ 地震を起こす、ちっちゃな犬―2009年夏 ニュージャージー州モリスタウン/ 氷山の上までついてくるほどの、愛―2010年冬 アラスカ州ジュノー/ ハーバード大学法科大学院初の盲ろう学生―2010年秋 マサチューセッツ州ケンブリッジ/ 合法的に「ケリ入れてやった!」―2015年冬 バーモント州バーリントン/ ホワイトハウスでのアメリカ障害者法記念式典―2015年夏 ワシントンDC

【著者紹介】
ハーベン・ギルマ : 障害者権利擁護弁護士、講演家、またライターである。ハーバード大学法科大学院を卒業した初の盲ろう学生でもある。障害を持つ人々が平等な機会を獲得するための活動を繰り広げている。オバマ大統領は、「ホワイトハウスが認める変革のチャンピオン」に指名した。また、ヘレン・ケラー実践賞(Helen Keller Achievement Award)を受賞し、フォーブス紙の選ぶ、世界を変える30歳未満の30人に選出された。法律や社会学、テクノロジーへの深い知識をもとに、モノやサービスを提供する企業に向けて、十分にアクセシビリティを確保することにどのようなメリットがあるかを啓蒙し続けている

斎藤愛 : 南京大学に普通進修生として留学後、早稲田大学第一文学部哲学科卒業。中国書籍専門店内山書店勤務のかたわら、中日翻訳を始める。渡米後、モントレー国際大学院(現ミドルベリー国際大学院モントレー校)翻訳通訳修士号を取得、現在は日英フリーランス翻訳通訳者として活躍中

マギー・ケント・ウォン : 米国コロラド大学心理学部卒業。南山大学留学生別科日本語専攻修了。米国帰国後、モントレー国際大学院(現ミドルベリー国際大学院モントレー校)に入学し、会議通訳学修士号を取得。社内通訳翻訳者を経てフリーランス翻訳・通訳者となる。シリコンバレー在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • どんぐり

    ヘレン・ケラーが入学願書を出しても許可しなかったハーバード大学法科大学院に初の盲ろう女子学生として入学し、障害者権利擁護弁護士となったエリトリア系アメリカ人の回想録。ハーベンは学生のときに障害者のアクセシビリティに関する法的義務を怠ったとフードサービス会社に改善を求め、そこから法律と社会学を選び、障害をもつ人々が平等な機会を獲得するための活動に取り組むようになった。アメリカ障害者法(ADA)記念式典において当時のオバマ大統領とバイデン副大統領を紹介するパブリック・スピーキングも行っている。→

  • Yuri

    普段は翻訳本はほとんど手に取らないのだが、不思議と惹き付けられ、迷わず表紙を開くに至った。 ノンフィクションだからこそ伝わる熱量やリアルな感情の動きがあって、「他人」の努力し 輝いている人の人生の一端に触れる機会に恵まれたことを嬉しく思う。まるで講演会を聴きに行っているかのような感覚になった。フィクション作品を読むのとは少し違うじわっと熱くなる読了感。

  • ドシル

    盲ろう者の中でも弱視難聴の印象を受けた。 聴きにくい、見えにくいなかで努力し周囲の協力を得ながら、時には無理解や差別と闘い葛藤しながら学びを追求した記録だととらえた。 盲ろう者は多様ではあるが、1人の例として多くの人に知ってもらい、盲ろう者への理解の一助になればと思った。

  • やなぎ

    ハーバード・ロースクール卒の弁護士、ハーベン・ギルマのエッセイ。目がほとんど見えない、耳がほとんど聞こえない、女性、アフリカ系アメリカ人。明石書店のHPでこの本を知ったとき、彼女の属性に私は惹かれた。作家の属性に惹かれて本を開くとき、どうしてもある固定された期待を抱いてしまう。私は本書に、当事者研究という要素を期待し、同時に、心のどこかで彼女の人間性に「触発」されることを期待していた。エッセイという形態は当事者研究とは少し違うあり方を私に示し、ハーベン氏は言葉を尽くして「触発」の問題を提起する。

  • gontoshi

    なかなか良い本ですね。 障害も色々なレベルがあるのかなと思いますね。 印象に残ったのは「障害はそれ以上でも以下でも無い」と「知らないのを恐れるのではなく知るための研究と工夫と努力をして行く」です。

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