ハーバート・フーバー

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裏切られた自由上 フーバー大統領が語る第二次世界大戦の隠された歴史とその後遺症

ハーバート・フーバー

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794222756
ISBN 10 : 4794222750
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は第31代アメリカ大統領ハーバート・フーバー(任期1929〜33)が第二次世界大戦の過程を詳細に検証した回顧録である。第二次世界大戦とは何だったのか―。従来の見方とは真っ向から対立する歴史観をもつ本書は長い間、公にされなかったが、2011年に米国で刊行され議論を呼んでいる。さまざまな情報にアクセスできたアメリカの最高権力者が、20年の歳月をかけて完成させた第一級の史料である。

目次 : 第1部(自由人が苦しむことになる知的頽廃と倫理的背信/ 開戦前年(一九三八年)の各国の状況分析/ アメリカ外交政策の革命的大転換/ 一九三九年のヨーロッパ、人類の敵となる怪物たち/ 共産主義者とナチスによるヨーロッパ征服/ アメリカの干渉:言葉以上、戦争の一歩手前の行動/ アメリカ国民の洗脳/ アメリカ外交の革命的転換/ 恒久平和実現のチャンスがあったフランクリン・ルーズベルト/ 戦争への道)/ 第2部(度重なる会談)

【著者紹介】
ハーバート・フーバー : 1874年アイオワ生まれ。スタンフォード大学卒業後、鉱山事業で成功をおさめ、ハーディング大統領、クーリッジ大統領の下で商務長官を歴任、1929年〜1933年米国大統領(第31代)。人道主義者として知られ、母校スタンフォードにフーバー研究所を創設。1964年死去

ジョージ・H・ナッシュ : 歴史家。ハーバード大学で歴史学博士号取得。2008年リチャード・M・ウィーヴァー賞受賞(学術論文部門)。フーバー研究の第一人者として知られる

渡辺惣樹 : 日本近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される。著書に『日米衝突の萌芽 1898‐1918』(第22回山本七平賞奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • absinthe

    フーヴァー大統領の回顧録。彼は共和党出身で政治家としての経験はなかったが実業家としては優秀だったようだ。強烈な共産主義嫌いである。本書は後任のFルーズベルトへの批判でほぼ占められている。第二次世界大戦に関して、日米戦争は全く必要なかった、英仏は独と戦う必要はなかったと主張する。absintheはフーヴァーを外交嫌いかと思っていたが、大戦前に世界中を周って各国首脳と精力的に会談を行っていた。

  • kawa

    米民主党・ルーズベルト大統領の政策によって、日本は第2次世界大戦に釣り込まれたという事実やヨーロッパ大戦の裏事情を丹念に追った大作(上巻だけでも700頁)。「日本の…」も興味深いのだが、スターリンやチャーチルからのル大統領のやられっぷりがより印象的。まあ、それでも戦後の世界はアメリカが牛耳ることにはなるのだけれど…。筆者はル大統領の政敵で前大統領(共和党)のフーバー。どうしてル大統領がそのような行動を取ったか、イマイチ良く解らず下巻へ。最後まで読めるか?

  • koji

    超1級の作品です。本書は元米国大統領の第二次大戦回顧録ですが、従来の歴史観と真っ向から対立し、中でもFルーズベルトの罪業を糾弾する裏面政治史の体裁をとっています。当然、資料の信憑性を始め論争を巻き起こしたと思いますが、私は133頁に及ぶ長い長い編者序文に書き著された出版に至る経緯に「誠実・敬意・矜持」を感じ本書の価値を確信しました。なお私なりの上巻の白眉は@いかに米国が日本を刺激し参戦に導いたか(p471〜p531)とAテヘラン会談における今世紀最悪の自由への裏切り(p640〜p648)でした。さあ下巻へ

  • 勝浩1958

    ルーズベルト大統領は戦争をしたかったのだが、アメリカが先に手を出すわけにはいかないので国民や議会に対する開戦への大義名分が欲しかったのである。日本を経済封鎖や石油の禁輸や資産凍結によって苦しめ、日米交渉の最期の頼みの綱であった近衛首相との会談もわざと無視した。日本は日本で国策を遂行するためには、アメリカの要求を安易に了承するわけにはいかなかった。国内に目を向けると、軍部や超愛国主義者やマスコミも開戦への圧力を政府にかけてくる。日米開戦はやむなしということになる。さあ、一体誰が一番の悪者なのであろうか。

  • やっと読了。上巻だけでも達成感がある。編者序文が一番長くてしんどかったけど、本文は各章が短いので思いの他楽に読み進めることが出来た。「過去に起きた真の事実を基にした判断なくして、我々は将来を考えることは出来ない」との信念から書かれたのだろうけど、読み進めていくとその重要性がひしひしと伝わってくる。多くの証言や記録を引用することによって、当時、何が起きたのか、既に亡くなった方々が証言台で発言しているようだ。フーバーを裁判官、読者を陪審員に譬えても良いかも。いずれにしても充実した読後感が得られた。

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