ハワード・スティーブン・フリードマン

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命に価格をつけられるのか

ハワード・スティーブン・フリードマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766427363
ISBN 10 : 476642736X
Format
Books
Release Date
April/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたの命には「値札」が付いている。テロ犠牲者の補償、生命保険の受取金、殺人事件の賠償…誰がいつどうやって決めているのか。

目次 : 第1章 お金か命か?/ 第2章 2つのタワーが崩れるとき―9・11同時多発テロの場合/ 第3章 司法に正義はあるか?―法律と裁判における命の価格づけ/ 第4章 水のなかのわずかなヒ素―規制機関による命の価値評価/ 第5章 誰の財布で利益を最大化するか?―企業による命の計算と労働市場/ 第6章 祖父のように死にたい―生命保険で命の値札はどう決まるのか/ 第7章 若返りたい―健康の価値と医療保険/ 第8章 子育てをする余裕はあるか?―出産の選択と子どもの命/ 第9章 壊れた計算機―バイアスがもたらす問題/ 第10章 次にどうするか?―命の価格のつけ方

【著者紹介】
ハワード・スティーヴン・フリードマン : 1972年生まれ。データサイエンティスト、医療経済学者、文筆家。ニューヨーク州ビンガムトン大学で応用物理学の学士号を取得後、ジョンズ・ホプキンズ大学で統計学の修士号と生体医工学のPh.D.を取得。データサイエンス、統計学、医療経済学、政治学の分野で約100本の学術論文や書籍の章を(共同)執筆。現在は国連人口基金(UNFPA)に勤める傍ら、コロンビア大学准教授でもある

南沢篤花 : 大阪府立大学工学部卒。慶應義塾大学文学部卒。英日翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • jackbdc

    命に値段はつけられない、誰の命の価値も等しいという原則がありながら、現実においては異なる値段がつけられている。米国における幾つかの事例、例えば9.11補償金、規制機関や生命保険等の金額の決め方を紹介しつつ、値付け問題の難しさを明らかにしていく。印象に残った点3つ、1.健康の価値:社会保障で医療保険を導入しているということは費用対効果分析により生活の質に値付けをしている事と同義か?2.胎児の権利:人工子宮ができた場合に何時から命が始まるのか?3.善意のバイアス:報道されるなど共感が集まり価値が膨らむ例。

  • takao

    ふむ

  • Humbaba

    人の命は一つであり、何事にも代えがたいほど貴重なものである。しかし、様々な状況に追ってそのかけがえのない命もお金として計算されてしまう。その価格は推定が行われた時代やその背景によって、ある程度のレンジを持っている。その価格が本当に正しいのかは実際に未来にならないとわからないが、わからないと言って議論を閉じてしまえない状況もあり、その場合には正しいものとして数字が積み上げられていく。

  • コージ

  • ゼロ投資大学

    「人の命に価格はつけられない」と多くの人は言うが、世の中のあらゆる場面で命に価格がつけられているのは周知の事実であろう。歴史に残るテロ事件となった9.11の惨劇も、失われた3000人ほどの人命に対して、当時の収入に応じた補償金が支払われた。保険金や医療費なども命に価格をつけて、政府や企業は対応している。

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