スコットランドの潮風

英国在住２１年―異国の風に包まれながら一瞬一瞬、新たな「時」を迎える喜び。イギリス文学研究者が、結婚を機に英国へ移住。空の色、潮の香り、花や動物たちの輝き、友人との触れ合い…何気ない日常が、記憶の中の文学、絵画、音楽と結びつき、新たな物語が生まれる。

目次 : 第１章　スコットランドの田舎暮らし（家探し/ ヴァレリィとの出会い/ 虹立つ村/ ウィスラーとカーライル　ほか）/ 第２章　マンチェスターでの暮らし（白い五月/ 母の訪問/ 冬の青い地球の影/ ミケランジェロの原子と香しい塵　ほか）

【著者紹介】
ジェイムズ治美 : １９４６年、大分県生まれ。熊本大学大学院修士課程修了。１９８３年から１年間、ロンドン大学（ＵＣＬ）に留学。１９７８年から８９年まで、熊本商科大学（現熊本学園大学）で常勤講師、准教授を務める。１９８９年、結婚して英国へ移住。マンチェスター大学科学学部で日本語講師。１９９２年、リヴァプール大学でＭＡ取得。１９９７年、マンチェスター大学でＭＰｈｉｌ取得。１９９９年から２００６年までグラズゴー大学客員研究員。１９世紀イギリス文学研究者。エリザベス・ギャスケル、ジョージ・エリオット、トマス・ハーディに関する論文多数。現在、英国と日本を往復している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）