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宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか 標準モデルを揺るがす謎の現象

ハリー クリフ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760156375
ISBN 10 : 4760156372
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

理論的に説明のつかないいくつもの現象が見つかっている。超高エネルギーニュートリノ、オーマイゴッド粒子、ダークマター、ダークユニバース、ステライルニュートリノ、ダークエネルギー、ダークフォース、ダーク光子。

目次 : 第1章 宇宙の物語 宇宙の起源、物質の性質、そして私たちがまだ理解していないこと/ 第2章 惑星ヴァルカン 宇宙の理解を大きく変えた2つのアノマリー/ 第3章 不確かさにだまされる 科学を迷わせるアノマリーから身を守るには/ 第4章 氷の下から届いた粒子 南極の氷の下から現れたあり得ない粒子は、新たな亜原子世界の手がかりなのか/ 第5章 磁気のミステリー ミューオンの磁気は新たな力の隠れた影響を明らかにするのか/ 第6章 機械の中の幽霊 ニュートリノの予想外の性質をめぐる20年来の謎には、隠れた宇宙への手がかりがあるのか/ 第7章 美と真実 LHCの物理学者たちは、説明できないふるまいをする素粒子を見つけた。亜原子世界のもっと壮大な描像の初めての手がかりなのだろうか/ 第8章 天界の争い 宇宙の膨張速度をめぐる意見の違いが宇宙論の世界に分断を生んでいる。宇宙の理解に変革が起きようとしているのだろうか/ 第9章 宇宙をめぐる謎 アノマリーが現れては消え、また新たなアノマリーが現れる/ 第10章 計り知れない創造の恵み

【著者紹介】
ハリー クリフ : ケンブリッジ大学を拠点とする素粒子物理学者で、CERNの大型ハドロン衝突型加速器LHCb実験で研究を行っている。ロンドン科学博物館で7年間にわたって学芸員を務めた。定期的に市民向け講演を行い、テレビやラジオにも出演している。2015年に行われたTEDトーク「Have We Reached the End of Physics?(私たちは物理学の終焉を迎えたのか)」は300万回以上視聴されている

熊谷玲美 : 翻訳家。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ダージリン

    素粒子物理学の標準モデルでは説明がつかない事象を捉え、未知の粒子や力を探ろうとする取り組みを描き出す。大掛かりな実験装置を使い大勢のチームでデータを取り地道な解析を行い、標準モデルからの予測と観測結果に統計的に有意な差があるかを探っていく。しっかりしたデータを取るために細心の注意を払い、大変な苦労が伝わってくる。こういう現場の苦労を描き出すのはこの手の本では結構珍しい気がするが、新鮮で面白かった。

  • Stevie G

    高校生でうっかりこの本を読んで、すっかり感激して宇宙物理学や素粒子の道に進んでしまって、南極に行ったり、チリの高山に行ったり、はたまた宇宙に行こうと思ったりしたら、つぶしが効かない人生になって、一生かかっても何も見つけられず、結局高校の物理か数学の先生になってしまったかもしれませんね。ユーモアたっぷりで、近年の素粒子物理学の歴史、発展が語られていてそれなりに分かりやすかったです。この前、千葉市科学館に行ったとき、南極のニュートリノ検出器が置いてありましたが、これは前半の南極の話しに関係がありそうですね。

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