ハビエル・アスペイティア

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ヴェネツィアの出版人

ハビエル・アスペイティア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861827006
ISBN 10 : 4861827000
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;20

内容詳細

“最初の出版人”の全貌を描く、ビブリオフィリア必読の長篇小説!グーテンベルクによる活版印刷発明後のルネサンス期、イタリック体を創出し、持ち運び可能な小型の書籍を開発し、初めて書籍にノンブルを付与した改革者。さらに自ら選定したギリシャ文学の古典を刊行して印刷文化を牽引した出版人、アルド・マヌツィオの生涯。

【著者紹介】
ハビエル・アスペイティア : 1962年スペイン・マドリード生まれの作家・編集者。1989年『メッサリナ』で小説デビュー。3作目『イプノス(催眠)』で1997年ダシール・ハメット国際推理小説賞を受賞。1996年頃から文芸編集者として活動し、1998年から2004年までレングア・デ・トラポ社の副編集長、その後2010年までエディトーレス451社の編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヘラジカ さん

    2016年刊行のスペイン文学最新作。実在の商業出版の先駆者アルド・マヌンツィオを虚実織り交ぜて語る第一級小説。書物に対する並ならぬ愛情・情熱・執念と、男としての不甲斐なさ、人間としての不器用さを見事に描ききっている。不愉快な場面も多々あるものの、それも夢追い人アルドと過酷な世界ヴェネツィアを対比させるようで総合的には作品を華やかにしている。アルドの理想と現実が鮮明に表現されているだけに、その混じり合う部分はとても幻想的にも映る。厳しく痛切なラストも胸に響いた。「読書好き」ではなく「本好き」にお勧めしたい。

  • コジ さん

    ★★★★☆ 商業出版の父と呼ばれるアルド・マヌツィオ。芸術/文学的に優れた書籍を世に広めることに人生の全てを捧げ、現在の文庫のような小型本の発明など商業的には成功するが、異常なまでにストイックに本の出版にのめりこみ苦悩し、その苦悩がトラブルを招く場面もしばしば。当時強大な権力を持っていた教会が異端として発行を禁じていた書籍の出版に生涯拘り続けたアルド。そして人生の終焉においてその拘りの結果が…。一つの事にのめり込み拘り続け成功を収めるのは素晴らしいと思う反面、異常なまでのストイックさ故の空回りは痛々しい。

  • 星落秋風五丈原 さん

    かたくなに故人の自伝を拒む妻。それはなぜ?というところから導入部としてヴェネツィアの出版人の生涯に迫る。

  • くみ さん

    【第125回海外作品読書会】15世紀ヴェネツィア、実際に存在した「商業印刷の父」と呼ばれるアルド・マヌツィオを小説仕立てで描く。情景描写が細かく丁寧で、当時のヴェネツィア世界の濃厚な香りにむせ返りそうになった。ここで描かれるアルドの姿は「読書のために社会生活を放棄する者」結婚したくなくて逃げ回ったり、したらしたで妻に不貞を促したり、実際に不倫されたら絶望して家出したり(。。。)でも最後は結ばれてその点はよかったです。功績の内容よりも彼の性格にスポットの当たった作品でした。

  • 羽 さん

    ☆☆☆☆ 一五世紀後半〜一六世紀後半に実在した出版人アルド・マヌツィオ。ギリシャ語やラテン語を中心に印刷された古典・文学・文法書は、今もアルドゥス版として世に存在する。教会に知られたら命の危険に晒されるような異端の書を印刷しようとしていたアルドの、一冊の本にかける思いに胸を打たれた。最終章は刻一刻と迫る"何か"に怯えながら、一気に読んだ。出版業界の人、活版印刷が好きな人、そして本が好きなすべての人へ捧ぐ一冊。

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ハビエル・アスペイティア

1962年スペイン・マドリード生まれの作家・編集者。1989年『メッサリナ』で小説デビュー。3作目『イプノス(催眠)』で1997年ダシール・ハメット国際推理小説賞を受賞。1996年頃から文芸編集者として活動し、1998年から2004年までレングア・デ・トラポ社の副編集長、その後2010年までエディト

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