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自転車と女たちの世紀 -革命は車輪に乗って

ハナ ロス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910511382
ISBN 10 : 4910511385
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケディーボーイ

    ロードバイク にハマりその流れでツールドフランスをはじめとする各種ロードレースにも興味を持った。 去年から女性レースが男性とできるだけ同レベルで行われるようになったりしていて自転車界のジェンダー問題が気になった。 調べてみるとスポーツ業界としてははじめてフェミニスト団体から表彰されたりしていたので、その辺の意識は進んでいるのかなと思いつつこの本を手に取ったが歴史的には真逆。 スポーツ全体が男のものとされ続けてきた中で自転車も同様、むしろその乗車スタイルから淑女は自転車などに乗るものではないとされてきた。

  • higassi

    ★★★★☆ 毎日新聞の書評「今週の本棚」(230304)で知った一冊。今では子どもからお年寄りまで気軽な交通手段の自転車ですが、こんな「革命」の歴史があったとは。日本で言えば明治以降のことながら、笑い話のような滑稽さもありました。ひとコマひとコマで「革命家」となった女性たちに頭の下がる思いです。

  • じぇろポーta

    自転車の発明が人類社会にどれほど巨大なインパクトを与えたかがよくわかる。飛躍的に拡大する個人の行動範囲。自転車乗りの女性に対する「淑女」に相応しくないという反発。発明当初は上流階級向けの珍奇な趣味だったのが中流・労働者階級にも普及すると上流階級はそっぽを向くくだりが酷い(笑)。自転車で世界各地を旅したトラベルレディ。19世紀末〜20世紀前半に活躍した女性レーサーたち。長い間忘れ去られていた、自転車世界一周記録に挑んだアニーの逸話がめちゃめちゃ面白い。はったりと自己演出で時の人になる強かさが格好いい。

  • きゃしー

    朝のBSで流れるニッポン縦断やユーロヴェロ。自転車の旅の起源は18世紀後半に遡ります。重いペチコートが常識だった時代、ブルマー(裾長いです)をはいて自転車に乗る女性は蔑視され、不妊になるとまで言われた。しかし、スペインまで旅して「高速道路のドン・キホーテ」と呼ばれるサイクリストが現れ冒険熱が加速し―。戦時中は自動車の代替として普及し、戦後の自転車レースでは、芸人扱いされた末に女性も競技者になれるようになり、さらに自由なBMWもブームに、と自転車という角度から女性の20世紀史を眺めることができました。

  • kirin100

    今や当たり前の存在である自転車に、こんな歴史があることに驚いた。とてもおもしろかった。 彼女たちの戦いとは比べ物にならないけれど、産後久しぶりに自転車に乗ったときに嬉しくて泣いてしまったことを思い出した。あれは確かに私の自由と自立だったと思う。

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