CD

String Quartets Nos.31, 32, 33, 34, 35, 36, (Op.20): Festetics Quartet (2CD)

Haydn (1732-1809)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
MERA413
Number of Discs
:
2
Label
:
Format
:
CD

Product Description

ハイドン:ピリオド楽器による弦楽四重奏曲全集3
フェステティチ四重奏団

日本語解説付き

ハイドン初期四重奏曲集の、否、弦楽四重奏曲の歴史で最も重要といっても過言ではない
「4人が対等」の画期的曲集!

全部で58曲もあるハイドンの弦楽四重奏曲ですが、それらは(1)1770年代に出版された18曲、(2)1780年代からロンドン遠征前までに作曲された25曲、そして(3)2度目のロンドン遠征の前後以降の、晩年の15曲と、ベートーヴェンのそれと同じく、だいたい3期に分けて考えることができます。しかし、その中でも最も大きく作風が変わったのは、おそらく2回だけなのではないかとされています。ひとつは最後の3曲(「作品77」の2曲と、未完の「作品103」)、そしてもうひとつのターニングポイントが、この1772年の「作品20」なのです。初版楽譜の表紙に太陽の絵が描いてあったことから、今なお「太陽四重奏曲」の渾名で知られるこの曲集、なにがすごいかというと、それまで「第1ヴァイオリンが主役、あとは伴奏役」というふうにヒエラルキーがはっきりしていた弦楽四重奏という編成に、絶対的な民主主義、つまり4人の演奏家が全く対等にわたりあえるような書法を持ち込んだ、室内楽の歴史のうえでも見逃せない新機軸の曲集だったのです。1760年代を通じて交響曲と弦楽三重奏曲(バリトン三重奏曲)の分野を開拓してきたハイドンの、いわば初期最重要といっても過言ではない曲集にもかかわらず、6曲全てを収めたアルバムは意外と貴重。しかも、ケルンのハイドン研究所とヘンレ楽譜出版社が共同で進めている最新の「原典版校訂」を反映させた決定的解釈を、四半世紀にわたって古楽器で活躍を続けているフェステティチ四重奏団の名演で聴けるとなれば、これを聴き逃す手はありません。
 ちなみにこの「全曲録音第3巻」は、同シリーズ中、Arcanaの創設者ミシェル・ベルンステンが在命中にリリースした最後の巻、つまりArcanaの一時経営不振でほとんど流通しなかった「幻の第3巻」でもあります。ハイドン研究所のショムファイ教授による周到な解説の日本語訳付。(マーキュリー)

【収録情報】
ハイドン:弦楽四重奏曲集 作品20「太陽四重奏曲集」(全6曲)
・弦楽四重奏曲 ト長調 op.20-3
・弦楽四重奏曲 変ホ長調 op.20-1
・弦楽四重奏曲 ハ長調 op.20-2
・弦楽四重奏曲 ヘ短調 op.20-5
・弦楽四重奏曲 イ長調 op.20-6
・弦楽四重奏曲 ニ長調 op.20-4
 フェステティチ四重奏団(古楽器使用)
  イシュトヴァーン・ケルテース、エリカ・ペテーフィ(ヴァイオリン)
  ペーテル・リゲティ(ヴィオラ)、レジェー・ペルトリニ(チェロ)

 録音時期:2005年
 録音方式:デジタル(セッション)

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Comprehensive Evaluation

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