ミヒャエル・ハイドン:管楽のための協奏曲全集 第2集
ヨーゼフ・ハイドンの5歳下の弟で才能ある作曲家ヨハン・ミヒャエル・ハイドン。彼の作品は当時のウィーンの音楽を知る上で大切なレパートリーであり、また教育者としても優れた彼の元からは、ウェーバーやディアベリが育つなど、音楽史的にも大変重要な人であったことは間違いありません。
この協奏曲集は第1集(777781)に続くもので、美しいハーモニーと、巧みな独奏楽器の使い方には感嘆せざるを得ません。最後に収録されているロマンスは、モーツァルトのメロディを転用したものですが、これは何といっても伴奏部分の違いが聞き所でしょう。(cpo)
【収録情報】
ミヒャエル・ハイドン:
● ホルン協奏曲ニ長調 MH53
● フルート協奏曲ニ長調 MH81
● トロンボーン協奏曲ヘ長調(セレナード MH61より)
● トランペット協奏曲ハ長調(セレナード MH60より)
● ホルンとトロンボーンのための協奏曲ニ長調(セレナード MH86より)
● ファゴット協奏曲変ロ長調(シンフォニア MH133より)
● ホルンのためのロマンス 変イ長調 MH806(モーツァルト:ホルン協奏曲 K.447よりホルン・パート)
リンデ・ブルンメリー=トゥッツ(フルート)
ヨハネス・ヒンターホルツァー(ホルン)
フランツ・ランドリンガー(トランペット)
ノルベルト・ザルヴェンモーザー(トロンボーン)
クラバヤシ・マキコ(ファゴット)
ザルツブルク・ホーフムジーク
ヴォルフガング・ブルンナー(指揮)
録音時期:2012年
録音方式:ステレオ(デジタル)