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ロシアン・ルーレットは逃がさない プーチンが仕掛ける暗殺プログラムと新たな戦争

ハイディ・ブレイク

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334962456
ISBN 10 : 4334962459
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新興財閥(オリガルヒ)、反対制派、ジャーナリスト、内部告発者…。プーチンが権力を握って以来、ロシアから英国に亡命した者たちは次々と不審な死を遂げてきた。とくにプーチンを目の敵にしていた富豪ボリス・ベレゾフスキーの周囲では、放射性物質で毒殺されたリトビネンコをはじめ、彼らに協力した英国人弁護士やフィクサーまでもが悲惨な末路を辿っている。そして、英国の政府や捜査機関が事態を黙過しているうちに、暗殺者たちはアメリカに上陸しつつあった―。犯罪現場の証拠、諜報機関の機密情報、そして関係者への膨大なインタビューなどから、クレムリンによる暗殺プログラムの全貌に迫り、それと符号するプーチンの世界支配の思惑に迫る。バズフィード・ニュースのジャーナリストによる、果敢かつ精密なレポート。

目次 : 第1部 ふたつの世界の衝突/ 第2部 亡命オリガルヒ/ 第3部 職業上の危険/ 第4部 代償/ 第5部 免責/ 第6部 過負荷/ 第7部 落下

【著者紹介】
ハイディ・ブレイク : バズフィード・ニュースの国際調査報道エディター。ヨーロッパとアメリカの両方で報道チームを率いている。これまで20以上の報道関連の賞を受賞し、ロシアの暗殺に関する報道によって2018年のピュリツァー賞ファイナリストにも残った。前職のサンデー・タイムズ時代には、国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長の汚職を追及した(会長はその後失脚)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • キク

    原題は「From Russia with Blood」。007の「ロシアより愛を込めて」のパロディだと思うけど、表紙の憂鬱な目のプーチンがこわい。イギリスでプーチンの政敵が14人不審死した事件のルポ。2018年のピュリツァー賞最終候補まで残った本だけど、毒、放射能、自殺誘導等でロシア亡命者がイギリスで死亡していく過程は驚愕。もしこれがフィクションだったら、陰鬱すぎて途中で投げ出してる。でもプーチンを知るために読みきった。なんだ、西側が動かないことをプーチンはこの時点で既に知ったんじゃないか。↓

  • DEE

    プーチンが敵と見做した人間には、この世界に安全な場所などない。イギリスに亡命した反プーチンの人々。彼らは検出不能な毒物、目撃者のいない不可解な事故、突然人格が変わり自殺、そのように一人ずつ姿を消していく。暗殺リストの順番に沿って。経済危機に喘ぐイギリスはロシアマネーを失うことを恐れ見て見ぬ振りをし、他の西側諸国はプーチンもいずれは変わるだろうと淡い期待を寄せる。そしてもちろんその期待は絶望に変わる。これがリアルで起こっていることとは信じられない恐ろしい内容。

  • sakadonohito

    プーチンが「こいつ◯そう」と決めた人間はロシア国外にいたとしてもFSBが出張ったり人を雇うなりして必ず◯す。対象はプーチンに楯突いた人だけに限らず関連する人であれば何国人だろうと関係ない。何件かは放射性物質を使った事件もあり、もしこれが日本国内で起きたらサリン事件の比ではない被害や混乱を引き起こす可能性があるなと感じた。ロシアの石油とオイルマネーが必要な欧州各国政府は強気に出れず、なされるがまま。間接的にイギリス治安悪化の一助にもなってそうだと思った。知らんけど。

  • まゆ

    ようやくこんな本が出てきたか。新聞でチェチェンの小学校占拠の交渉に向かったジャーナリストが毒を盛られたという記事をみて、今時こんなことがと思ったのが2004年。リトビネンコの放射線にやられたビデオが世界に公開されたのが2006年。以降もプーチンは自分に不都合な者たちを殺害しているがロシアンマネーを当てにする各国政府は見て見ぬふりをしているという。本書はネットニュースの渾身の取材の成果で事実は小説よりも奇なりか。プーチンを殺人者と呼んだバイデンにむけ「大統領の健康を心より祈る」と言ったプーチン。怖すぎる。

  • eulogist2001

    ★4.5 ロシアの政治体制というよりプーチンが築いた権力構造がよく分かる。まさに市民の人権無視のやり口はひと昔前のものだ。また世界も真実や理念よりも利益優先で動いている逃した分かる。国益という名の利権を優先する政治は哀しい。トランプを教育したのはロシアというのも頷ける。

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