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壊れゆく世界の標(しるべ)Nhk出版新書

ノーム・チョムスキー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140886878
ISBN 10 : 4140886870
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

資本主義の限界が様々な形で露呈し、「事実」をめぐって人々の分断がかつてないほどに深まる今、私たちは社会に対していかなるビジョンを持つことができるだろうか。パンデミックと経済危機、政治不信と陰謀論、核戦争の危機から気候変動、民主主義の未来まで。コロナ禍のアメリカで縦横無尽に思索された、巨星によるパンデミック・クロニクル。

目次 : 第1章 命を守らない国家―二〇二〇年五月五日アリゾナ州オロ・バレーにて/ 第2章 アメリカを覆う「被害妄想」―二〇二〇年一〇月九日アリゾナ州オロ・バレーにて/ 第3章 スローガンを叫ぶだけでは何も変わらない―二〇二〇年一一月三十日アリゾナ州オロ・バレーにて/ 第4章 変革は足元で始まっている―二〇二一年三月一五日アリゾナ州オロ・バレーにて/ 第5章 可能なる平和を求めて―二〇二一年六月二一日アリゾナ州オロ・バレーにて/ 第6章 持続可能な社会への道標―二〇二一年九月三〇日アリゾナ州オロ・バレーにて/ 第7章 知性の悲観主義、意志の楽観主義―二〇二一年一二月九日アリゾナ州オロ・バレーにて

【著者紹介】
ノーム・チョムスキー : 1928年アメリカ・フィラデルフィア生まれ。マサチューセッツ工科大学インスティテュート・プロフェッサー、名誉教授。言語学の世界的権威として知られ、1950年代に提唱した「普遍文法」理論は現代言語学に革命をもたらした。ベトナム戦争以来、アメリカ政治に厳しい批判の目を向けていることでも知られる

デヴィッド・バーサミアン : ジャーナリスト。ノーム・チョムスキーやエドワード・サイードらと長年タッグを組むインタビュアーとして知られる

富永晶子 : 翻訳家。獨協大学外国語学部英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Sam

    チョムスキーといえば言語学者だとばかり思ってた。本書はインタビュー形式でアメリカ=「壊れゆく世界」を痛烈に批判していく。トランプも共和党も「ならず者」扱いである。民主党にも容赦ない。いろいろ溜飲が下がる思いはする一方、表面的な批判にとどまっているのはインタビュー形式の限界でありやむを得ないところかな。「知性の悲観主義、意思の楽観主義」というグラムシの言葉は心に留めておきたい言葉。そしてチョムスキー御大、なんと御年94歳(インタビュー時は92歳)とのことである。まさに知の巨人といったところか。

  • さきん

    レーガン政権時代から共和党のことは毛嫌いしてる。民主党も相当お笑いだと思うがバイデンやオバマにはちょっと甘い。トランプのことはくそみそ言い過ぎな感じ。チョムスキーのいう正義が途上国諸国民の目指す正義とはいささか違うと思った。途上国は衣食住を改善するのが何よりも第一義でその手段は独裁でも厭わない。

  • yooou

    ☆☆☆☆☆ チョムスキー久しぶりに読めてよかった。彼がいなくなってしまったら世の中で何が起こっているのか正しく知ることができなくなってしまう気がする

  • しょうゆ

    2020年から2021年末までのチョムスキーのインタビュー集。1950年代くらいの科学者のイメージがあるから、こんなに現代の問題を鋭く、地に足ついて明晰に語るのだと驚いた。トランプへの批判は、アメリカにいる知識人だからこその声であり、すごくわかりやすかった。日本が置かれている状況についても考えさせられたし、民主主義の限界とその先へのアクションの提言もあり、バランスのよい一冊であった。コロナとコロナ後の世界という一つの節目を捉える視点としても、大いに役立った気がする。

  • Oki

    トランプや共和党は、この世のがん細胞と思っているのに、民主党支持でもなく、トランプを阻止するために民主党を支持する、という方向ではあまり考えないらしい。 悲観主義(Negativeな人)のように見えるが、よくいる「もうこの世は終わりだ」というふうに考える人種でもないらしい。 理想主義者なのか現実主義者なのか?

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