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「科学的に正しい」とは何か

ニュートンプレス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784315528084
ISBN 10 : 4315528080
Format
Books
Release Date
April/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「科学の特別さの大元は、根拠を大切にする姿勢と、根拠を基準に理論を変える意思にある」。科学哲学者の著者は、この心構えを「科学的態度」と呼びます。本書は科学における過去の成功と失敗の例を「科学的態度」でひも解きながら、疑似科学や陰謀論との違いなどにも踏み込み、「科学の何が特別なのか」というテーマを追究していきます。科学と科学ではないものを分けるものとは?研究の不正や捏造があってもなお、科学を信頼できる理由とは?世界的ベストセラー『ポストトゥルース』の著者が贈る、現代人に必須の科学論。

目次 : 序章/ 第1章 科学的方法と線引き問題/ 第2章 科学の仕組みに対する誤解/ 第3章 科学的態度の重要性/ 第4章 科学的態度と線引き問題―解決の必要はもうない/ 第5章 科学的態度の実践―科学者はどう科学的態度を尊重すべきか/ 第6章 科学的態度が変えた近代医学/ 第7章 科学が道を誤るとき―研究不正などの過ち/ 第8章 裏通りの科学―否定主義と疑似科学というペテン/ 第9章 社会科学の前進のために/ 第10章 科学の価値

【著者紹介】
リー・マッキンタイア : ボストン大学哲学・科学史センターリサーチフェロー。著書の『ポストトゥルース』(人文書院)は世界6ヵ国で翻訳され、ベストセラーとなった

網谷祐一 : 会津大学コンピュータ理工学部教授。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学後、ブリティッシュ・コロンビア大学(カナダ)にて哲学博士(Ph.D.)取得。米ピッツバーグ大学(ポスト・ドクトラル・フェロー)、京都大学文学研究科(研究員)、東京農業大学生物産業学部准教授、会津大学コンピュータ理工学部上級准教授などを経て現職。2015年度科学基礎論学会奨励賞受賞

高崎拓哉 : 翻訳者。書籍とスポーツの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まさきち

    当初どこに話が進んでいくのか分かりにくく読み進めにくかったが、それこそ著者のテーマへの思いそのものなのだと思う。ワクチン忌避や自然派とは意見が合うことはなく距離を置いてきたが、「根拠への態度」という指摘がピッタリきた。子供が学問するようになったら渡そうと思う。

  • Go Extreme

    https://claude.ai/public/artifacts/17045932-f4bb-4042-9463-fddcb60f509d

  • パパ

    最後の方に、優れた社会科学の研究としてシーナ・アイエンガーの選択の科学が紹介されていて、自分のイデオロギー(じゃなく科学的態度と言うべき)が著者と近いことがよくわかった。

  • KainokiKaede

    本書に書かれて *いなかった* こととして、個人が全ての理論を検証することができない点についてどう考えれば良いか、がある。つまり「集団が」科学的であるためのありかたについては書かれていたが、「個人として」「その個人が検証可能な範囲外の物事について」科学的であるにはどうしたらよいか? 本書の言外の結論としては、科学的であると多くの科学者が信じている集団の結論を信じる、ということになるようには思われる。

  • morigaoka

    ちゃんとした根拠を大事にして、新しい根拠が出てきたら自分の考えを見直す科学的態度。お互いにチェックし合いながら、過ちを正していく。主張を押し通して、間違いを認めないのは、疑似科学といわれるとすっきり。

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