Books

マイケル・ジェンセンとアメリカ中産階級の解体

ニコラス・レマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296000210
ISBN 10 : 4296000217
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

時代を象徴する3人の学者・事業家とそのアイデアからアメリカ資本主義の変質を描く異色のノンフィクション。

目次 : 序章 組織・取引・ネットワーク/ 1 組織人間/ 2 組織の時代/ 3 取引人間/ 4 取引の時代―勃興期/ 5 取引の時代―衰退期/ 6 ネットワーク人間/ 終章 利益者集団による多元主義

【著者紹介】
ニコラス・レマン : ジャーナリスト。1954年生まれ。ハーバード大学卒業後、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなどを経て、1999年から雑誌ニューヨーカーのスタッフライター。コロンビア大学大学院ジャーナリズム学科の学科長も務めた

藪下史郎 : 早稲田大学名誉教授。1966年東京大学経済学部卒業、1972年イェール大学Ph.D.取得。1991年から早稲田大学政治経済学部教授。専門は応用マクロ経済学、金融論

川島睦保 : 翻訳者。1979年横浜国立大学経済学部卒業後、東洋経済新報社に入社。「週刊東洋経済」編集長、取締役出版局長などを歴任。1991〜92年、フルブライト留学生としてハーバード経済学部に客員研究員として在籍。2017年からフリーのジャーナリスト兼翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 人生ゴルディアス

    日本語訳タイトルはよく言っても的外れ。シカゴのとある地区とそこに住む人たちの変遷を軸にした、おおよそ100年くらいのアメリカ経済思想史、金融史、または政治史だった。大企業というものが勃興し、人の生活を支配し始めたと実感され始めた戦前、企業には社会的な役割も期待され、その役割を担わせるには企業を管理できるほど小さくするか、政府を大きくすればいい等、その時々の企業と政府、社会の関係が論じられている。著者はなんらかの公共善を追い求めることを放棄した多元主義とやらを提唱しているが、単なるニヒリズムではなかろうか。

  • Go Extreme

    組織・取引・ネットワーク:組織人間かれあ取引人間へ 組織人間:進歩主義派のメンタリティ バーリとルーズベルト 政府権限の肥大化 組織の時代:社会契約としてのデトロイト協定 取引人間:ジェンセンと金融経済学 なぜ組織が必要か 効率的市場仮説との決別 取引の時代・勃興期:市民権を得たM&A市場 進む金融緩 デリバティブ取引をめぐる攻防 繁栄に向かって突き進む規制なき金融市場 取引の時代・衰退期 ネットワーク人間:ウォール街からシリコンバレーへ プリッツスケーリング 利益者集団による多元主義:利益者集団 

  • purjus

    会社はだれのものか?と尋ねたら「株主のもの」というのが教科書的な返答だろう。だが、それは歴史上のある時期に作られた考え方だとわかる。 本書は横軸に「組織の時代」「取引の時代」「ネットワークの時代」を置き、各時代を作った代表的人物のプロフィールを紹介。縦軸にはシカゴ・ローンという地域を置き、その市民たちが各時代に被った象徴的エピソードを描く。 「組織の時代」には、巨大政府を警戒して企業が福祉を担うが、その社会契約は「取引の時代」に裏切られる(まさに年金の運用に失敗する)。

  • chiro

    グローバル化と規制緩和が格差を拡大し、結果として多くの中間層が低層に動くという現象は日本でも同様で、これにより内需がふるわず、日本は30年に及ぶ停滞期から抜け出せていないが、アメリカはこうした動きがかなり早くからそして大きな規模で現出していることを時代の流れとともに証てくれている著作。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items