ニコラス・クリスタキス

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ブループリント 「よい未来」を築くための進化論と人類史 上(仮)

ニコラス・クリスタキス

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784910063102
ISBN 10 : 4910063102
Format
Books
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
鬼澤忍 ,  

Content Description

経済格差、人種、国家間対立…。今ほど「分断」が強調される時代はない。だがちょっと待ってほしい。こうした分断はなぜ起こるのだろう?それは進化の過程で、私たちが「仲間」を愛し、尊重する能力を身につけたからだ。この能力こそが、世界の命運を握る最大のカギである。本書はそこで、南極探検隊の遭難者コミュニティからAmazon.comのスタッフコミュニティまで、古今東西のあらゆる「人間社会」を徹底検証する。さらにはサルやクジラなどの「動物社会」をも。繁栄するのはいかなる社会か?そこには驚くべき共通点があった―。科学界からビジネス界まで、全方面から絶賛されたニューヨークタイムズ・ベストセラー、待望の日本語版。

目次 : 第1章 社会は私たちの「内」にある/ 第2章 意図せざるコミュニティ/ 第3章 意図されたコミュニティ/ 第4章 人工的なコミュニティ/ 第5章 始まりは愛/ 第6章 動物の惹き合う力

【著者紹介】
ニコラス・クリスタキス : イエール大学ヒューマンネイチャー・ラボ所長、およびイエール大学ネットワーク科学研究所所長。医師。専門はネットワーク科学、進化生物学、行動遺伝学、医学、社会学など多岐にわたる。1962年、ギリシャ人の両親のもとアメリカに生まれる。幼少期をギリシャで過ごす。ハーバード・メディカルスクールで医学博士号を、ペンシルベニア大学で社会学博士号を取得。人のつながりが個人と社会におよぼす影響を解明したネットワーク科学の先駆者として知られ、2009年には『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」に、2009年〜2010年には2年連続で『フォーリン・ポリシー』誌の「トップ・グローバル・シンカー」に選出されるなど、アメリカを代表するビッグ・シンカーの1人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    私たち一人ひとりが自分の内部に「善き社会をつくりあげるための進化的青写真(ブルー・プリント)」を持っているという考えを紹介する。上巻では、意図せずに作られたコミュニティ、意図して作られたコミュニティ、人工的なコミュニティそれぞれの具体例を挙げ、人間にとって最も大きな環境因子は人間であり、利他的になるか利己的になるかは集団の流動性で左右されると論ずる。後半で、一夫多妻制から一夫一婦制に至る多様な社会のありように共通する性的なつながりの持続的で感情的な存在は人間特有のものであり、対面で行う性交と前面にある⇒

  • よしたけ

    人類はみな「善き社会をつくるためのプループリント(青写真)」を持つ、との発想で様々な慣習・歴史を検証。世界各国の歴史や習慣は、独自社会を持つ伝統的社会も含めれば千差万別に思えるが、俯瞰すれば五十歩百歩という。どの社会でも非血縁的繋がりも重要視されるが、近親でなければ利害関係(相続等)も少なく、多種多様な知識・能力を期待できるという論理的背景。多くの社会は一夫一妻制に落ち着いているが、種の性の平等主義として、民主主義や政治的平等の成立に貢献さえしたかもしれない証拠もある。(続きの感想は下巻に記す)

  • 小鈴

    医師であり進化生物学であり社会学者でもある著書が「善き社会をつくりあげるための進化的青写真(=社会性一式:social suit)」を私達一人一人が内部(遺伝子)にもっているとあらゆる論文から示していく。社会はどのように作られるのか。この巻では手始めに意図せざるコミュニティとして難破船の事例の検証からはじまり、意図されたコミュニティとして米国のユートピア建設、イスラエルのキブツ、様々なコミューンを検証し、何がコミュニティの成功を決めるのか見極める。「社会性一式」を尊重したコミュニティが生き残るのだ。

  • Miyoshi Hirotaka

    時代や地域を超えてコミュニティが似ることがある。難破船の生存者、南極の科学者、Web上のワーキング・グループなどだ。その集団が意図されたものであれ、そうでないものであれ、リーダーシップの変化、サブグループの形成や役割の変化を引き起こし、個別には不都合であってもコミュニティ全体のために利他的行動、即ち全体最適を志向する現象が現れることがある。これは、人間の内にあるブルー・プリント(設計図)によるもので社会と人間の進化を司っていると考えられている。社会の分断を乗り超えるためにはこのメカニズムを知ることが必要。

  • Mc6ρ助

    「良き社会を作るための進化的青写真」(p19)、今の日本のひたすら自分の利益を追求してみえる人たちの在り方がデフォルトだとは信じたくはないけれども、良き社会が刷り込まれたものなのか、なかなか理解が進みがたい。とにかく下巻へ。

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