ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー

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チェーンギャング・オールスターズ

ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087735284
ISBN 10 : 4087735281
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

資本主義の進む近未来のアメリカで、刑務所の囚人たちに釈放をかけて殺し合わせる「スポーツ」が誕生した。サブスクリプション配信される彼らの死闘とその終わりに、多くの人々が熱狂する‥‥。

『フライデー・ブラック』の著者が、人種差別や消費社会を痛烈に皮肉る、文芸×SF×エンタテインメントの衝撃長篇!
ニューヨーク・タイムズ紙の年間のベスト10に選出された、
全米図書賞最終候補作、アーサー・C・クラーク賞最終候補作。
スティーヴン・キング絶賛!

原題:CHAIN-GANG ALL-STARS

【著者略歴】
Nana Kwame Adjei-Brenyah
ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
ガーナ移民の両親のもと、アメリカのニューヨーク州スプリング・バレーで育つ。ニューヨーク州立大学オールバニ校を卒業し、その後シラキュース大学でジョージ・ソーンダーズらに学び、MBA(芸術修士)を取得した。
デビュー作の短篇集『フライデー・ブラック』(押野素子訳/駒草出版)はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト入りを果たし、PEN/ジーン・スタイン賞およびウィリアム・サローヤン国際文学賞を受賞した。
また初の長篇小説である本書『チェーンギャング・オールスターズ』は全米図書賞とアーサー・C・クラーク賞の最終候補作に選ばれたほか、2023年ニューヨーク・タイムズ紙の年間のベスト10冊に選出された。
現在はニューヨーク市ブロンクス区在住。
【訳者略歴】
池田真紀子(いけだ・まきこ)
1966年東京生まれ。上智大学卒業。1997年アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング』(角川文庫、その後ハヤカワ文庫NV)でBABEL国際翻訳大賞新人賞を、2024年ジョセフ・ノックス『トゥルー・クライム・ストーリー』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞翻訳部門を受賞。そのほかジェフリー・デイーヴァーの『ボーン・コレクター』(文文春文庫)をはじめとするリンカーン・ライムシリーズ、チャック・パラニューク『ファイト・クラブ』(ハヤカワ文庫NV)、スティーヴン・キング『トム・ゴードンに恋した少女』(河出文庫)など訳書多数。

【著者紹介】
ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー : ガーナ移民の両親のもと、アメリカのニューヨーク州スプリング・バレーで育つ。ニューヨーク州立大学オールバニ校を卒業し、その後シラキュース大学でジョージ・ソーンダーズらに学び、MBA(芸術修士)を取得した。デビュー作の短篇集『フライデー・ブラック』(押野素子訳/駒草出版)はニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリスト入りを果たし、PEN/ジーン・スタイン賞およびウィリアム・サローヤン国際文学賞を受賞した。また初の長篇小説である本書『チェーンギャング・オールスターズ』は全米図書賞とアーサー・C・クラーク賞の最終候補作に選ばれたほか、2023年ニューヨーク・タイムズ紙の年間ベスト10冊に選出された

池田真紀子 : 1966年東京生まれ。上智大学卒業。1997年アーヴィン・ウェルシュ『トレインスポッティング』(角川文庫、その後ハヤカワ文庫NV)でBABEL国際翻訳大賞新人賞を、2024年ジョセフ・ノックス『トゥルー・クライム・ストーリー』(新潮文庫)で日本推理作家協会賞翻訳部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Sam

    「囚人たちが釈放を懸けて殺し合う」という“スポーツ”がエンタメとしてサブスク配信され人気を博している近未来のアメリカ。王者として君臨する黒人女性を主人公に、囚人たちの生き様(と死に様)や人間模様が描かれる。題材はキワモノだが戦闘場面が出てくるのはラストだけだしむしろ現代的な課題(人種差別、LGBT、資本主義)をテーマに据えた骨太の内容で、エンタメ小説としての面白さと相俟って驚くほど読み応えのある作品になっている。前著も読んでみなければな。読メがなければ手に取らなかった作品であり読み友さんのレビューに感謝。

  • ヘラジカ

    心を「搔き乱される」なんてものではない。引き裂かれた、打ちのめされた、グチャグチャにされた…。終わらないで欲しい、いやむしろ途絶していて欲しいと願う中、無慈悲にも訪れたあの文章に、一体どんな感情を抱けば良かったのか。何度読み返しても分からない。凄惨な”バトル・ロワイヤル”に興奮を抑えられない一方で、そうした暴力を求めてしまう醜い自分自身と向き合わざるを得ない。そんな状況を間違いなく作者は意図して作り上げていて、相反するものを突き付けて読者の内に深い傷跡を残そうとしている。なんという神業だろうか。魂の傑作。

  • 小太郎

    近未来でのアメリカが舞台。刑務所は民営化されており囚人たちを殺し合いさせてネットで配信、人々は熱狂して観ている。死闘で生き残った者は釈放される。この設定は昔からSFではよくあります。この使い古されたモチーフをいかに料理するのかがポイント。新しい本だけあってテレビのリアリティショーのように囚人の生活をみせたり。プロレスの興行のような演出などそれらしく描かれています。実際の資料や実態などをかなり調べたいるように思えました。問題は文章?リズムがあって良いという評価もありそうですが自分的には読み辛かった。★3

  • R

    アメコミと言っていいのか、死刑囚たちが殺し合いをする姿をエンタメとして放映する世界観の下、そこで闘う者たちの姿と葛藤を描いた物語。派手なアクションがまさに漫画のようで、趣向を凝らしたデスゲームもエンタメとしてよく考えられている一方で、殺しを楽しむという圧倒的なグロテスクさが、今のアメリカならありえそうな熱量で書かれている。絆や、思想といったものもアメリカを象徴する事象の数々として描かれるが、そんなのぶっ飛ばしてしまう圧倒的なアクション描写が読みどころだったと思う。

  • Aki

    いやはや衝撃的などというありきたりの言葉では語れない作品だった。読書メーターがなければ手に取るきっかけがなかった本作、アメリカいや世界の狂気と偽善を切先鋭く突きつけて来る。何より恐ろしいのはインフルエンサーなるものを生み出しかねない人類の近未来。一方でこのような作品も支持を集めるアメリカの包容力も悪い意味ではなく超大国の凄みを感じる。さまざまな感情渦巻く読書体験だった。

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