ナタリーア・ギンズブルグ

Individuals/organizations Page

Books

不在 物語と記憶とクロニクル

ナタリーア・ギンズブルグ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622095224
ISBN 10 : 462209522X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夫は獄死、家は空っぽ。かつてことばが「魔法」だった少女は作家になり、悲痛と希望を生きる物語を書き続けた。20世紀イタリアの「最も美しい声」、精選37篇。

目次 : 1 物語(不在/ 九月/ 子どもたち/ ジュリエッタ/ 裏切り ほか)2 記憶とクロニクル(思い出/ アブルッツォの冬/ ある村の年代記/ 農民/ 破れ靴 ほか)

【著者紹介】
ナタリーア・ギンズブルグ : 1916年パレルモ生まれ。ユダヤ系の解剖学者の父。カトリックの母のもと、五人きょうだいの末娘としてトリーノで育つ。トリーノ大学文学部を中退。ファシスト党への宣誓を拒否してトリーノ大学の教職を追われ34‐36年獄中生活を送り、エイナウディ社創設にかかわったレオーネと1938年に結婚。生まれた長男が歴史家のカルロ・ギンズブルグ。40年からピッツォリに国内流刑となった夫に従うが、夫はムッソリーニ死後の対独対ファシズム・レジスタンスの指導者として獄死。50年マーリオ・プラーツの弟子でシェイクスピア全集などを翻訳した英文学者ガブリエーレ・バルディーニと再婚。障がいをもつ娘と息子が生まれる。63年自伝小説『ある家族の会話』(須賀敦子訳、白水社)でストレーガ賞受賞。83年、独立左派の下院議員に選出。91年死去

ドメーニコ・スカルパ : 1965年サレルノ市生まれ。トレント大学・ソルボンヌ大学で比較文学を修める。2020年までトリーノの「国際プリーモ・レーヴィ研究センター」顧問

望月紀子 : 東京外国語大学フランス科卒業。イタリア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヘラジカ

    15篇の短篇作品に22篇の自伝的エッセイが収録されている。実は作者の小説を読むのは初めてなのだが(エッセイ集『小さな徳』は読了済み)物語の視点、語り手が多種多様で驚かされた。作者は薄幸の人々に心から寄り添ってきた人なのだろう。負の感情に包まれた作品は、それでも生命力を感じさせる”声”を持っていて、こんな風に輝きを発する短篇集もあるのかと意外にも感じた。後半のエッセイも決して心楽しいものとは言えないが、当時のイタリアや作者の人となりを知るためにも読む価値がある。作者の長篇小説が読んでみたくなった。

  • takao

    ふむ

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items