ドロシー・l・セイヤーズ

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ピーター卿の事件簿 創元推理文庫

ドロシー・l・セイヤーズ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488183127
ISBN 10 : 4488183123
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クリスティと並び称されるミステリの女王セイヤーズが創造したピーター・ウィムジイ卿は、従僕を連れた優雅な青年貴族として世に出たのち、作家ハリエット・ヴェインとの大恋愛を経て人間的に大きく成長、古今の名探偵の中でも屈指の魅力的な人物となった。本書はその貴族探偵の活躍する中短編から「不和の種、小さな村のメロドラマ」等、代表的な秀作7編を選んだ作品集である。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★☆ ピーター・ウィムジィ卿の活躍を描いた中短編集。 何といっても中編の『不和の種、小さな村のメロドラマ』が最高である。 短編はいずれもミステリとしては謎が単純過ぎて不思議さはないが、逆に頭を悩ますことなくサクッと読める。ホームズシリーズのような明快さが売りといえる。 パーカー警部、アーバスノット、バンターやハリエット・ヴェインといったお馴染みの顔ぶれも登場する。 なお、ウィムジィ卿シリーズの中ではかなり後期の短編も収録されているため、シリーズ制覇を考えるなら最後に読む方が良い。

  • 星落秋風五丈原

    ピーター・ウィムジー郷の短編集。ホラーっぽい話が多かった『鏡の映像』はまあこれしか答えがないだろうなと。「盗まれた胃袋」遺産の隠し場所にはびっくり。巻末の作者紹介が充実。

  • minami

    1893年生まれのイギリスの作家、セイヤーズ。「あの クリスティと並び称されるミステリの女王」との事だけれど、無知な私。初読みでした。ある公爵の次男でワイン通、書物蒐集に音楽が趣味、そして長身、でも鼻はとても大きい‥そんなピーター・ウィムジィ。彼は貴族探偵として、事件を解決する。先入観なく読みだしたので、途中「えっ、いつの時代⁈」となった。でも、読みやすく、そしてピーターのファンになった。今回は短編だったので、長編も読んでみよう。

  • Betty

    セイヤーズのピーター卿シリーズを纏めた短編集。どの作品も読みやすく文章が綺麗です。馬車から車に変わってきた頃のイギリス。どれもムードがあって好きだなぁ

  • ロビン

    日本での知名度は低いが、英語圏ではいまだに根強い人気を誇るというセイヤーズの創り出した<貴族探偵>ピーター・ウィムジイ卿の中・短編集。ホロヴィッツの著作に「名探偵」の例として出てきたので興味を覚え今回手に取ってみた。ウィムジイ卿はホームズやポアロなどと異なり性格に癖がない理想的な英国紳士であり、恋も結婚もすれば子供にも恵まれる人物だが、不思議とつまらなくはない。本書収録の何篇かは怪奇趣味が時代がかりすぎていたり結末がベタすぎて微妙だが、全体としてセイヤーズは会話や話運びが上手でお話として読んで面白い。

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