ドミートリー・トレーニン

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ロシア新戦略 ユーラシアの大変動を読み解く

ドミートリー・トレーニン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861823794
ISBN 10 : 486182379X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
433p 19cm(B6)

内容詳細

2012年、ロシアは大きな転換点を迎えた。ソ連崩壊20年、プーチン大統領の復活、そしてアラブの春に続き民主化運動も噴出した。本書は、欧米にも深いパイプを持つロシアを代表する専門家が、エネルギー資源の攻防、ロシア・中国・米国によるユーラシアの覇権を賭けた“グレートゲーム”、旧ソ連諸国の内情、そして日本との関係などについてまとめた、21世紀ロシアとユーラシアの現在と未来を知るための必読書である。

目次 : 序章 帝国不在時代のユーラシア/ 第1章 帝国の崩壊とポスト帝国の状況/ 第2章 地政学と安全保障/ 第3章 経済とエネルギー/ 第4章 人口動態と移民/ 第5章 文化、イデオロギー、宗教/ 終章 ユーラシアの新しい物語/ 「帝国」は復活するのか、そして日本は―日本語版解説/ ロシアおよび周辺諸国データ

【著者紹介】
ドミートリー・トレーニン : カーネギー国際平和財団モスクワ・センター所長。現代ロシア・旧ソ連諸国の安全保障政策について、モスクワを拠点とするロシア人研究者の中でも、最もバランスのとれた分析を行う専門家として定評がある。1955年生まれ。1977年、ソ連国防省軍大学(モスクワ)卒業。1984年、ソ連科学アカデミー・アメリカ・カナダ研究所修了。1972〜93年、ソ連/ロシア軍に勤務。東独ポツダム駐在ソ連軍集団対外関係部連絡士官を経て、1985〜91年には、米ソ間で行われた「戦略核兵器削減条約(START)」交渉など、核・宇宙兵器交渉のソ連側代表団としてジュネーヴに勤務

河東哲夫 : 1947年生まれ。ハーバード大学大学院修士(ソ連研究)。1970年、外務省に入省し、在ボストン総領事、在ロシア大使館公使、在ウズベキスタン・タジキスタン大使などを歴任する。2004年、日本政策投資銀行設備投資研究所上席主任研究員。2006年、東京財団上席研究員、早稲田大学大学院客員講師を兼任

湯浅剛 : 1968年生まれ。上智大学外国語学部ロシア語学科卒、同大学院外国語学研究科国際関係論専攻博士後期課程満期退学。2000年、防衛庁(当時)防衛研究所助手。現在、防衛省防衛研究所主任研究官。在デンマーク日本大使館専門調査員、上智大学・慶應義塾大学非常勤講師などを経て、北海道大学スラブ研究センター共同研究員、財団法人・東洋文庫客員研究員などを兼任

小泉悠 : 1982年生まれ。早稲田大学社会科学部卒、同大学院政治学研究科修了。民間企業勤務を経て、外務省国際情報統括官組織に専門分析員として勤務。2010年、日露青年交流センターの若手研究者等派遣フェローシップで、モスクワの世界経済国際関係研究所に留学。現在は、財団法人未来工学研究所研究員。軍事政策を中心とするロシアの安全保障政策を専門としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 中年サラリーマン さん

    厚みもすごいが内容も濃い。これは一度読んだだけでは消化しきれない。現在のウクライナ情勢の混沌につながる要素みたいな歴史もさりげなくおりこまれていたりなんかしてとても面白い。

  • メルセ・ひすい さん

    15-159 「日本から一時間で行けるヨーロッパ」!文化は測り知れず深く豊かで、人々は温かく感情に富み、青年達は自由闊達、かつ豊かな想像力を持つ。いま民主主義?民営経済に移行した。日本との棘、領土問題さえ解決すれば日本人の心・生活に多大な文化的パワーを与えるに違いない。21世紀ロシアのフロントは、極東にある。エネルギー資源をめぐる攻防、噴出する民主化運動、ユーラシア覇権を賭けた露・中・米の“グレート・ゲーム”、旧ソ連諸国の内情などについてソ連ロシア軍幹部の第一人者が自伝的にまとめている。帝国からロシアへ…

  • yasu7777 さん

    ★★★☆☆ 稲沢3448-176

  • たけふじ さん

    「ロシアはもはや、属州の面倒をみてやる帝国ではない。むき出しの利益を追求するために自らの地位を利用する大国なのだ」(p159)。ロシアはかつてのソ連圏を「優先的な利益圏」(p66)と位置づけ、西側勢力を排除すべき地域とみなした。中でもウクライナ同国が西側陣営に所属すれば、ロシアは「歴史的空間を侵され」「黒海地域でアメリカの軍事力がロシアに取って代わる」(p165)ことを恐れる。ウクライナ問題が、自らを「大国」とみなすロシアにとってのレッドラインになっていることは間違いないだろう。

  • ushimanm5 さん

    グルジア紛争後に書かれた、「ロシア人から見たロシア」の本である。知性溢れる筆致により、冷静に描かれた、内側から見たロシアはダイナミズムに溢れつつも八方に問題を抱えている。それらロシアが抱える問題の根源や経緯と、ロシアが地域の指導的立場に立つために必要な物事について筆者から提起され、本書は締められている。対ウクライナ関係についてもロシア人の立場から記されており参考になる。

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カーネギー国際平和財団モスクワ・センター所長。現代ロシア・旧ソ連諸国の安全保障政策について、モスクワを拠点とするロシア人研究者の中でも、最もバランスのとれた分析を行う専門家として定評がある。1955年生まれ。1977年、ソ連国防省軍大学(モスクワ)卒業。1984年、ソ連科学アカデミー・アメリカ・カナ

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