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詩と記憶 ドゥルス・グリューンバイン詩文集

ドゥルス グリューンバイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784783726319
ISBN 10 : 4783726310
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

情報で氾濫し、忘却を加速させる現代生活において詩作こそが、もっとも人間的な抵抗となりうるだろう―ドイツ現代詩の旗手による、「記憶の詩学」のエッセンス。

目次 : 原体験―ポンペイ/ 想起―ドレスデン/ 家族と戦争/ 記憶の詩学/ 忘却―ロサンゼルス/ 詩を隔てて―ローマ/ 「未来の考古学者」グリューンバインの記憶空間

【著者紹介】
ドゥルス グリューンバイン : 現代ドイツを代表する作家のひとり。1962年東ドイツ時代のドレスデンに生まれ育つ。壁崩壊の以前から以後までベルリンの東側に長く住んだのち、近年は活動の拠点をローマにも置く。ドイツ語作家にとっての最高の名誉ビューヒナー賞を1995年に異例の若さで受賞

縄田雄二 : 1964年生まれ。東京大学にて独文学を専攻、博士号取得。ベルリン・フンボルト大学にて教授資格取得。現在、中央大学文学部教授

磯崎康太郎 : 1973年生まれ。上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、福井大学国際地域学部准教授

安川晴基 : 1973年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻後期博士課程単位取得退学。現在、名古屋大学大学院文学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 渡邊利道

    ドレスデン生まれの現代作家による詩文集。詩を「記憶の芸術」であるとして、みずからの身体を通して、生活、家族、からヨーロッパの伝統までも含めた「記憶」の指摘再現を目指す。ちょっとクロード・シモンを思わせるコンセプトだが、意外と忘却の都市というロサンジェルスに関する文章が面白かった。

  • けいこう

    詩と散文。半々くらい。『バベルの記憶』 「今日、詩の美の理想は(‥‥)、昆虫の眼のように正確な記憶の機械であり、これは生きた時間を再認するための機械である」『歓喜の歓喜の頌歌』 「祖父はトラックでうるわしのパリに乗りこんだ。/世界大戦のかがやかしい一日に、占領者として。』

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