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ゾウのテウニス

トーン・テレヘン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652206867
ISBN 10 : 4652206860
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

クラスのみんなには簡単なことが、テウニスにはできない。でも、ゾウであることが役に立つこともあるし、子どもたちはテウニスが誇らしい。それでも、テウニスは思う。世界中の人間がゾウだったら良いのに…。そうしたら、なにもかもがこんなにややこしくなくてすむのに…と。人間に囲まれて暮らすゾウの男の子の気持ちを17のエピソードで描く。どうぶつたちの物語で知られるオランダの国民的作家トーン・テレヘンの物語。

【著者紹介】
トーン・テレヘン : 1941年、医師の父とロシア生まれの母のもと、オランダ南部の島で生まれる。ユトレヒト大学で医学を修め、3年間ケニアでマサイ族の医師を務めたのちアムステルダムで医院を開業する。そのかたわらどうぶつたちの物語を幼い娘のために書きはじめ、1984年に『一日もかかさずに』を刊行。以後、どうぶつを主人公とする本を50作以上発表し、オランダの国民的作家となった。国内外の文学賞を多数受賞。1997年に本書で銀の石筆賞受賞。日本では『ハリネズミの願い』(新潮社)で2017年本屋大賞翻訳小説部門受賞

長山さき : 1963年、神戸生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了。文化人類学を学ぶ。1987年にオランダ政府奨学生としてライデン大学に留学。以後オランダに暮らし、現在アムステルダム在住

たまむらさちこ : 1970年、東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業後、オランダ王立美術アカデミーに留学。1995年文化庁芸術インターンシップ国内研究員。イラストレーター、グラフィックデザイナー、美術作家。2020年に第9回MOE創作絵本グランプリ受賞。2021年に受賞作『ポッポポーン』を白泉社より刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シナモン

    人間に囲まれて暮らすゾウの男の子、テウニスの物語。テウニスは偶然「ゾウ」だった。自分では決められなかった。みんなと違うことに悩むテウニス。人間にできることがテウニスにはできない。でも人間にはできなくてテウニスにはできることもある。「人間」と「ゾウ」。みんなそれぞれ良さがある。自分もまた、たまたま人間だったのだよな。優しさに満ちたトーン・テレヘンの世界。他の作品も少しずつ読んでいきたい。

  • ☆よいこ

    児童書。探検家の父親が不在で母子家庭で育つゾウのテウニスの物語▽周りはニンゲンだらけ、ゾウは母親と自分だけな街で暮らすテウニスはできることとできないことがある。どうして自分は他の子とは違うのか、悩んでみたり、イライラしたりもする。子ども達はテウニスを喜んで受け入れる▽移民を示唆した動物寓話かな、とも思うけれど。一生懸命なテウニスは素直で可愛い。2025.6刊

  • とよぽん

    オランダのトーン・テレヘン作。ハリネズミの本が印象的だったが、本書はゾウの子どもテウニスが主人公。人間をニンゲンと表して、ニンゲン社会に溶け込めない哀しさをいろいろな場面で描く。一方、ゾウはゾウ同士でも親近感をもてないらしく、テウニスの疎外感、孤独感がつらい。しかし、学校などで、子ども同士はテウニスを遊びの仲間に入れて一緒に過ごす。多様性ということがテーマの一つなら、オランダ社会はまさに多様性が当たり前の先進国だ。

  • Mayuko Kamiwada

    ゾウのテウニスは人間が暮らす場所でお母さんと一緒に住んでいる。人間の子どもたちが通う学校へテウニスも通い、他の子どもたちができることが自分にできないことに悩む。テウニスにとっての普通と人間にとっての普通の基準が違い、改めてその暮らしの中で、普通って変わるのだなと思った。自分自身、自分のできなさに凹んでしまうことがある。みんな同じだったらとテウニスと同じように考えたこともある。自分のいい面や悪い面も含めて個性だと受け止められるようになったらと思う。

  • おだまん

    テレヘンの優しい世界でアイデンティティを考える。みんなと違う自分を受け入れていく過程。

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