基本情報
ISBN 10 : 4122064457
内容詳細
第二次大戦前夜、狂信主義に抗して戦闘的ユマニスムの必要を説いたトーマス・マン。戦争末期、空襲が激化するなか、マンへの共感から戦後を見据えて翻訳をした渡辺一夫。この渾身の訳業によるマンの文章と、寛容論ほか渡辺の代表的なエッセイ、中野重治との往復書簡を併せて一冊にする。文庫オリジナル。
目次 : 五つの証言(トーマス・マンの最近の文章を読んで/ ボン大学への公開状/ ヨーロッパに告ぐ/ イスパニヤ/ キリスト教と社会主義)/ 寛容について(文法学者も戦争を呪詛し得ることについて/ 人間が機械になることは避けられないものであろうか?/ 中野重治・渡辺一夫往復書簡/ 寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか)
【著者紹介】
トーマス・マン : 1875年、ドイツ・リューベックに生まれる。作家。実科高等学校を中退し、火災保険会社の見習い社員となるが一年で辞め、大学の聴講生となる。29年、ノーベル文学賞受賞。33年亡命。55年没
渡辺一夫 : 1901(明治34)年、東京に生まれる。東京帝国大学フランス文学科卒業。48年、東京大学教授。東京大学名誉教授。フランス・ルネサンスの文学・思想を専攻。訳書にラブレー『ガルガンチュワ物語・パンタグリュエル物語』(読売文学賞)などがある。75(昭和50)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ロビン さん
読了日:2020/01/15
アムリタ さん
読了日:2020/04/19
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刳森伸一 さん
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人物・団体紹介
トーマス・マン
1875年ドイツのリューベックに生まれる。1894年“Gefallen”でデビユー。1929年ノーベル文学賞を受賞。ナチスの台頭によりアメリカに亡命し戦後はスイスに移住。ヒューマニズムの立場で民主主義を支持。作品に「ヴェニスに死す」「魔の山」などがある。1955年没
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