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古典派経済学再考

トーマス・ゾーウェル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000229791
ISBN 10 : 4000229796
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
丸山徹 ,  

Content Description

自由放任、労働価値説、差額地代説、セイの法則──古典派経済学にみるあまりに単純化され戯画化された「常識」。スミス、マルサス、リカードォたちは本当は何を語ったのか。彼らの原典を丹念に読みぬくなかから、彼ら自身の言葉でスミスとその学派の実像が甦る。いま古典を繙く人に贈るコンパクトな道案内。

【著者紹介】
トーマス・ゾーウェル : 1930年生まれ。ハーバード大学卒業後、シカゴ大学で博士号取得。現在スタンフォード大学フーヴァー研究所ローズ・アンド・ミルトン・フリードマン・シニア・フェロー、専攻は経済学史、社会思想史

丸山徹 : 1949年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学名誉教授、経済学博士。専攻は解析学、数理経済学。長く経済学史の講義も兼担(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    エフ文庫より。1974年初出。スミスは戦争が政府負債で賄われるのでなく、誰もが費用全貌を見て取ることができ、実感できるよう、現金払いの課税を強く主張(22頁)。ミルは他の古典派経済学者の誰れよりも問題の真の本質を論じた(『経済学の未解決問題』44頁)。食糧は、動植物からなり、すべては人間よりも短期間に、多くの子孫を伴って再生産される。マルサスの計算では、食糧十分な人口より、抑制なき人口成長の潜在力が大(78−9頁)。社会科学における因果関係は、物理学の様式を踏襲する考え方が暗黙に含まれる(123頁)。

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