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ISBN 10 : 4480096442
Content Description
日本人の多くは自分を「無宗教」だと思っているだろう。ましてや神道の信者だと思うことはまずない。しかし第三者の眼を通して見ると、いかに日本人の日常や人生が、神道と不可分の関係にあるかがよくわかる。初詣や七五三、祭りといった行事はもちろんのこと、白木を美しいと思い、水や塩で身体や場を清めるという感覚も神道と切り離すことはできない。逆にこうした日本人独自の感覚こそが神道を生み出したのだとも言いうる。経典もまとまった教義もなく、国の政策によって「宗教ではない」とされたがゆえに見えにくくなってしまった神道の真の姿を、比較宗教学の権威が余すところなく解き明かす。
目次 : 第1章 鳥居をくぐる/ 第2章 日常のなかの関連性/ 第3章 古代神道(先史時代〜七九四年)―草分けとなった人々/ 第4章 奈良から宣長へ(七九四〜一八〇一年)―道を示した人々/ 第5章 すべての道は東京に通ず(一八〇一〜二〇〇二年)―イデオロギーを作ったエンジニアたち/ 第6章 故郷への道
【著者紹介】
トーマス・カスーリス : オハイオ州立大学比較文化学部教授。アメリカにおける日本宗教思想研究の第一人者。大谷大学にも招聘されている。鈴木大拙創刊の宗教誌「イースタン・ブディスト」編集顧問
衣笠正晃 : 法政大学国際文化学部教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。専門は比較文学
守屋友江 : 阪南大学国際コミュニケーション学部教授。明治学院大学大学院国際学研究科博士後期課程修了。専門は宗教思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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