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ニュースの数字をどう読むか 統計にだまされないための22章 ちくま新書

トム・チヴァース

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480074546
ISBN 10 : 4480074546
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ニュースにはたくさんの数字が出てくる。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが世界を席巻してからは、なおさらだ。感染者数、陽性者数、再生産数、陽性率…。しかしその数字は、ニュースに出てくる時点で選択されており、記事のストーリーに沿うかたちで提示されている。因果関係は本当にあるのか。その数字は本当に「大きい」のか。増えた、減ったの判断の基準は本当に正しいのか。じつは数字によるミスリードにはパターンがあり、それを知っていれば大きな間違いは避けられる。具体的な例を使い、ユーモラスな語り口でその方法を伝授する。

目次 : 数字はどうやって人を欺くのか―各部分では下がった再生産数が全体では上がってしまうわけ/ 体験談というエビデンス―「熱いコンロに触ったら火傷をする」と「コーヒーでがんが治る」の違い/ サンプルサイズ―良い推定値を得るためには何人必要か/ サンプルの偏り―バスケットボール大会の会場脇でイギリス人の身体を測定すると/ 統計学的に有意―その結果がまぐれでないとしても、実際に意味があるとは限らない/ 効果量(エフェクトサイズ)―寝る前にケータイを見ると睡眠時間が減る、でもどのくらい?/ 交絡因子―アイスクリームがよく売れる日に溺死が増えるのはわけがある/ 因果関係―何かが何かの原因であると言うのは、じつはけっこう難しい/ それは大きな数ですか?―分母が分からなければ、大きいか小さいかは分からない/ ベイズの定理―「95パーセント正しい検査で陽性」は「陽性の確率が95パーセント」ではない〔ほか〕

【著者紹介】
トム・チヴァース : サイエンスライター・作家。「テレグラフ」「バズフィード」を経て2018年よりフリー。同年と20年に王立統計学会‘statistical excellence in journalism’賞を受賞。また21年には英国サイエンスライター協会から、サイエンスライターオブザイヤーに選ばれる

デイヴィッド・チヴァース : マンチェスター大学でPhDを取得し、オックスフォード大学で教鞭をとる。現在ダラム大学経済学部助教授。専門はマクロ経済

北沢京子 : 医療ジャーナリスト・京都薬科大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • スプリント

    統計はある一方からみた事実なだけで真実であるとは限らないことがよくわかった。

  • イギリスの経済学者さんが書いた「ニュースの数字をどう読むかーー統計にだまされないための22章」を読み終えました。統計リテラシー本ですね。ニュースの事例をもとに気をつけるべき統計の項目を教えてくれます。「統計学的に有意と読んでいるものは恣意的な習慣である、と覚えておくことは重要です。(以降具体例)」みたいに、注意すべき点を明確に示してくれている印象でした。なので内容が入って来やすいです。

  • _apojun_

    図書館本。統計に関する本なんだけど、題材が実際にメディアで報道されたニュースなので、具体的かつリアリティをもって理解ができる。 意図的であるかそうでないかは別として、我々が普段目にする数字には何らかのバイアスがかかっていると思っていた方がよさそうかな。その数字の裏にどんな事情や背景があるかを想像することが大事なのかと。 後、科学界から発表される論文にも色々と大人の事情があることもわかって、収穫の多い一冊でした。

  • ひろ

    [図書館本]数字の見方をいろいろ教えてくれる本。近頃コロナで、いろいろな数字が報道される中で、どのような観点で捉えれば良いかを伝えたくて、書かれた本だから、事例も興味深いものが多かった。

  • Hidetada Harada

    メディアから発信される作為的な数字に対するワクチン。効能は騙されないこと、踊らされないこと。終章の「統計スタイルガイド」は最高。実用向け指針でありつつ本書のまとめにもなってる。楽しい読書でした。

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