オットー 戦火をくぐったテディベア 児童図書館・絵本の部屋

トミー・ウンゲラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566008007
ISBN 10 : 4566008002
フォーマット
出版社
発行年月
2004年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
30cm,1冊

内容詳細

テディベアのオットーは、誕生日の贈り物となってデビッドという少年の元へ。楽しい日々が続くが、ある日ユダヤ人だったデビッドは、両親とともに強制収容所に送られてしまう。そして数10年後…。

【著者紹介】
トミー・ウンゲラー : 1931年フランスのストラスブールに生まれる。児童むけ絵本、大人むけの風刺漫画など多方面で活躍中。絵本だけでも150作以上発表している。1998年国際アンデルセン賞受賞。ストラスブールを中心に活動

鏡哲生 : 1965年、東京生まれ。小学校時代をアメリカのオハイオ州で過ごす。上智大学文学部卒業。放送局勤務を経て、通訳やリサーチャーとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • s-kozy さん

    紅花さんの感想で手に取る。いい話だった。戦争にもいろいろな側面があるよね。奇跡もあるし、不幸もある。生きていくことに価値がある。生き延びることができたら幸せだよね。よい本に出会えて紅花さんに感謝、読メに感謝です。

  • モモ さん

    ドイツ生まれのテディベア「オットー」はデビッドへの誕生日プレゼントだった。時は第二次世界大戦時、デビッドは、ユダヤ人と書かれた黄色い星をつけさせられ、ついにトラックで家族と共に連れ去られる。ドイツ人の親友オスカーも空襲で母を亡くし、父は戦死する。その二人をオットーがつなぐ。戦争の悲劇と愚かさが伝わると同時に、三人がまた仲良く過ごすことで、未来への希望が感じられる一冊。大好きな絵本です。

  • absinthe@読み聞かせメーター さん

    5歳の娘に読み聞かせ。仲良しだった少年オスカーとデヴィッド。ドイツ人とユダヤ人。戦時に人種の壁で裂かれた友情と、ぬいぐるみが取り持つ縁で再開するまでの話。アンネフランクなど、ユダヤ人ものが続いた関連でこれも読んでみた。でも、ユダヤ人という概念は娘にはまだ全然ピンとこないようだ。どうして同じ国に住んでいるのに殺すの?どうして捕まえてしまうの?どんな悪い事したの?何度か説明を試みるがいつも壁に突き当たる。肌の色すら違わないのになぜ?ダビデの星を胸につけるシーン。アンネフランクと同じ。

  • かおりんご さん

    絵本。こういう話って、昔は色々あったんだろうな。デイビットとオスカーが生き延びて、無事にオスカーに出会えた終わり方にホッとした。戦争の悲惨さが前面に出すぎていないので、手に取りやすいと思う。

  • haru さん

    図書館本。戦争を題材にした絵本。子どもに借りてきたのですが、絵がこわいと読みたがらないので、読み聞かせしました。絵は独特で暗いですが、内容は短いせいか重すぎず、しかし胸にずっしり響きました。世の中には理不尽な事が事が多いけれど希望もある、、、大人にも読んで欲しい絵本です。

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