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ローラ・フェイとの最後の会話 ハヤカワ・ミステリ文庫

トマス・h・クック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151799518
ISBN 10 : 4151799516
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大きな野心から生まれ育った小さな町を憎み、故郷を捨てた青年ルーク。20年後、夢破れて二流の学者となり、講演でセントルイスを訪れた。会場で再会したのは―ローラ・フェイ。かつてあの町でルークの家族に起きた悲劇の引金になった女性だった。彼は彼女に誘われ、昔を語り合う。“あなたも故郷を思い出すことがあるのかしら?”その会話は、ルークをゆっくり導いてゆく。知りえなかった女の過去と驚愕の真実に…。

【著者紹介】
トマス・H・クック : 1947年、アラバマ州に生まれる。『緋色の記憶』で、本国で最も権威のあるミステリ賞、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞。その他にも、マルティン・ベック賞受賞作『緋色の迷宮』等、数々の作品を精力的に発表している

村松潔 : 1946年生、国際基督教大学卒、英米仏文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 遥かなる想い

    20年ぶりに再会した女性との会話から 静かに明らかになる 過去の事実。 ここらあたりの 心理描写は 相変わらず クックは お上手で 惹きこまれる。 やや中だるみがあるものの上質なミステリー。 終わり方も 最近のクックの作品にあるように 将来への希望が持てる終わり方になっている。

  • NAO

    中年の大学教授ルークが講演先で会ったのは、決して会いたくはなかった女性、父の愛人で父が殺される原因となった女性だった。だが、彼女との会話を続けるうちに、ルークは、隠された真実、自分が巧みにすり変えていた過去と向き合うことになる。少年の野心は、ときにあまりにも利己的で残酷になる。その残酷さゆえに他者を切り捨ててきた少年は、自分の過去とちゃんと向き合うことでようやく新たな一歩を踏み出すことができるのだろう。

  • KI

    見ないことで見えてくるものもあるのかもしれない。

  • グラコロ

    父が殺されたのはこの女のせいだったはずなのに。20年ぶりに再会した彼女との会話を通して、事件の真相が明らかになる。緊迫した330ページのあとに訪れる結末は…意外にも心温まるものだった。

  • もちもちかめ

    途中下車。何も魅力的でない会話が延々と続く。胡散臭い人物と緊張した会話の描写が続いてとてもじゃないけど読み通せない。会いたくなかった人間を、自分の泊まっているホテルのラウンジ!に呼んで酒を飲む。酒飲まない私は、そのニュアンスがよく分からない。嫌いなヤツと再会して一緒に酒飲んで話す?もう嫌。それだけで蕁麻疹。当の相手の描写も性格がよく分からないように胡散臭いようにコロコロ変わるので、緊張感半端ない。ストレスたまるので読まない。主人公の一人称小説はあまり私と合わないかも。

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