トマス・ピンチョン

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V.上

トマス・ピンチョン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105372071
ISBN 10 : 4105372076
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
382p;20

内容詳細

闇の現代史の随所に痕跡を残す謎の女V.。V.とはいったい何なのか。その謎に憑かれた新世紀の子ハーバード・ステンシルはわずかな手がかりをもとに探究の旅を続けている…。世界文学の新古典、30年ぶりの新訳。

【著者紹介】
トマス・ピンチョン : 現代世界文学の最高峰に君臨し続ける謎の天才作家。1937年5月8日、ニューヨーク州ロングアイランド生まれ。16歳で名門コーネル大学に入学、応用物理学を専攻するも英文科に転じ、2年間の海軍生活ののち最優等で卒業。2年ほどのボーイング社勤務後は作品以外の消息を完全に絶つ。1963年、『V.』でデビュー、フォークナー賞を受賞する。第2作『競売ナンバー49の叫び』(1966)でローゼンタール基金賞受賞。第3作『重力の虹』(1973)でアメリカ最大の文学賞である全米図書賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    人物を整理した図とかがあれば…。何人もの登場人物と舞台の移動に戸惑うも、船乗りだったプロフェインと、Xの謎を突き止めようとするステンシルが中心のようだ。舞台は1955年から56年あたり。プロフェインは若者的な無軌道ぶりで、見栄えはよくないようだが女性にもてる。ステンシルは推定55歳。スパイだか何だか穏やかならぬことにかかわっているらしい。それぞれの周りにいる人物たちが次第に交錯してきている。そして、二人ともがかかわっていたワニやNYの下水道が気になる。一方、Xについては大してわからないままだ。

  • zirou1984 さん

    トマス・ピンチョンの書物を読み解くのはゲームのやり込みに似ている。しかもFC時代特有の、自分でメモを取らなきゃダンジョンも踏破できないちょっと理不尽な感じ。章を経る度に湧いて出る登場人物を整理しながら進んだ先にあるものは、ダメ人間とハードボイルドと戦争と馬鹿エロと知性とパラノイアがどんちゃん騒ぎで一緒にフォークダンスを踊っているザ・闇鍋ワールドであった。阿呆だ。しかし、阿呆なまでに面白い。100人が読めば1万通りの解釈が生まれるであろう彼の作品群は、読むことの楽しさと自由がヤサイマシマシに溢れている。

  • 扉のこちら側 さん

    2016年140冊め。【138-1/G1000】1955年のクリスマウ・イヴに始まる物語と、19世紀末に始まる物語の二つが交差する中で、一つの物語が見えてくる、というはずなのだけれど。「V.」の物語が浮かんでくる、はずなのだけれど。下巻へ。

  • Vakira さん

    ピンチョンに嵌まり、これで5作目。短編集「スロー・ラーナー」の中の一つの作品がこの物語に繋がった。俄然うれしい。ピンチョンの物語は謎追うミステリ、探偵物語が多い様な気がする。これも一人の主人公ステンシルがV.を追う。2つの物語に2つの時代が交差する。多数の登場人物に様々なストーリーがあり、タランティーノの映画を見ている様でそれだけでも面白い。それがまた繋がってくると、パズルを組み立ているようでさらに楽しい。ピンチョンの頭の中はどうなっているんだろう?さて下巻だ〜

  • mii22. さん

    【第17回G1000必読チャレンジ】〈V.〉とは何か?まだ朧気である。はじめはジグソーパズルのピースを手探りで集めていくような感じだった。時間も場所も登場人物も入り乱れて物語は進む。現実か空想かもよくわからない面白さにストーリーなんかそっちのけで愉しんでいたらパズルのピースがピタッピタッとはまりだした。〈V.の探求者〉下水道でワニ退治。スパイ?泥棒?冒険?..。訳がとても面白いのだが原文はどんな感じなんだろうか。そしてピースが全部はめ込まれた時どんなパズルの絵が表れるのだろう。ワクワクしながら下巻へ。

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