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ISBN 10 : 4480088873
Content Description
ロレンス畢生の論考にして20世紀の名著。「黙示録」は抑圧が生んだ、歪んだ自尊と復讐の書といわれる。自らを不当に迫害されていると考える弱者の、歪曲された優越意思と劣等感とを示すこの書は、西欧世界で長く人々の支配慾と権力慾を支えてきた。人には純粋な愛を求める個人的側面のほかに、つねに支配し支配される慾望を秘めた集団的側面があり、黙示録は、愛を説く新約聖書に密かに忍びこんでそれにこたえた、と著者は言う。この隠喩に満ちた晦渋な書を読み解き、現代人が他者を愛することの困難とその克服を切実に問う。巻頭に福田恒存「ロレンスの黙示録について」を収録。
目次 : ロレンスの黙示録論について(福田恒存)/ 黙示録論―現代人は愛しうるか/ 附録 ヨハネ黙示録/ 訳註
【著者紹介】
D・H・ロレンス : 1885‐1930年。イギリスの小説家、詩人。炭坑夫の息子に生まれ、苦学して大学を卒業、教師となる。11年、処女小説「白孔雀」を出版。大学時代の師の妻と恋に落ち大陸に駆け落ちしたが、のち帰国して結婚。第一次世界大戦後再び祖国を去り、晩年を放浪に送る。南仏ヴァンスで歿。「チャタレイ夫人の恋人」「息子と恋人」など多くの小説を残した
福田恒存 : 1912‐94年。東大英文科卒業後、雑誌編集者、大学講師などを経て文筆活動に入る。戯曲、評論など著書・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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優希
読了日:2017/07/11
zirou1984
読了日:2015/07/30
yutaro sata
読了日:2023/07/27
やいっち
読了日:2017/02/15
テツ
読了日:2016/09/26
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