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「怠惰」なんて存在しない終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論

デヴォン・プライス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784799330265
ISBN 10 : 4799330268
Format
Books
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フィナンシャルタイムズ、シカゴリーダー等、全米各紙で絶賛!!なぜ「休む」ことに罪悪感を感じてしまうのか?生産性、自己責任、うつ、燃え尽き症候群―社会調査と心理学のデータが解き明かす「努力=人の価値」の誤解。

目次 : 第1章 「怠惰のウソ」/ 第2章 怠惰を再考する/ 第3章 そんなに働かなくていい/ 第4章 人間の価値は業績では決まらない/ 第5章 すべてに詳しくなくていい/ 第6章 疲れる人間関係はそのままにしない/ 第7章 社会の「べき」を払いのける/ 結び 共感で「怠惰のウソ」を終わらせる

【著者紹介】
デヴォン・プライス : 社会心理学者、作家。オハイオ州立大学で心理学と政治学の学士号を取得後、シカゴ・ロヨラ大学で応用社会心理学の修士号、博士号を取得。同大学助教授として応用社会心理学とデータ・サイエンスの講義を行う。学術雑誌での論文発表と並行して一般メディアでも活躍。パートナーのニック、チンチラのダンプ・トラックとともにシカゴ在住

佐々木寛子 : 大阪大学人間科学部卒。情報誌編集者、出版社の事業責任者を経てフリーランスに。ストックホルム大学大学院修士(ジャーナリズム)、東京都立大学大学院修士(経営学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ehirano1

    洋の東西を問わず、「働き過ぎ」がもたらす事象は共通しているのですね。一方で、「自分の限界や欲求を素直に認めるのは弱みではなく、強さの証」というのが印象に残りました。頼まれ事に対して断ることに罪悪感を感じる私にはなんか少しだけ気が楽になったような気がします。

  • ニッポニア

    怠惰を受け入れ楽しめ。以下メモ。怠惰の嘘は深く文化に根ざした価値体系、本質的に自分は怠惰で無価値だと言われる。ただの嘘怠惰であることを恐れるように教えられてきた、そんな怠惰はそもそも存在しない。ナマケモノは、どこかの時点で必ず失敗するようあらかじめ設計されている。レッテルを貼られがちな人物はいる。怠惰は心身の警告反応。ネットでダラダラも生産性向上につながる時代。私たちは1日8時間働けるようにできていない。生活上のすべての活動は記録し測定し、広報すべきものになっている。全てに詳しくなくて良い。

  • まえぞう

    怠惰に見える人は精神的あるいは肉体的にそう見えるようにならざるをえないのであって、いわゆる怠惰でそうなっているわけではない、と言うことです。それはそうなんでしょうが、人によってそうならざるをえなくなる閾値は当然異なるわけで、その結果としての利益の不衡平をどう受け入れていくかの話しも聞いてみたいです。

  • haruka

    生産性ばかりが賞賛され、ダラダラする時間は「怠惰」だと切り捨てられる現代。でも怠惰であることに罪悪感を味わう必要はない。なぜなら私たちの脳が切実に休息を必要としているとき、怠惰な気分が起こるように人間は作られているから。仕事の合間のネットサーフィン、サボり、燃え尽き症候群など、時間の無駄使いは人間の基本的欲求だ。筆者はそう指摘して「怠惰でいい!がんばりすぎないで!」と訴えるが、私の考えは少し異なる。これは個人ではなく資本主義の問題だと思うのだ。生産性が絶賛される裏にはそうせざるを得ない社会構造があって、

  • キ♡リン☆か

    このタイトルからも思うのは、前提として頑張っている人、思い詰めて盲信している人に向けての本だとは思いました。常日頃、何もしていない人はどうなんでしょうね。私も人生には失敗はないと考えるタイプで、この怠惰も大事なのは非常にわかります。ただ、一つ反論するところは、やはり肉体的なだらしさなささは、自分への甘え=怠惰なのかなと思ってしまいます。甘えを興じるすぎると健康を害し、身を滅ぼすからです。怠惰でもいい、その怠惰の先にあるものは何か?も意識できればなお良いと思いました。

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