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サラディンとサラセン軍 十字軍の好敵手

デヴィッド・ニコル

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784883178360
ISBN 10 : 4883178366
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

舞台は十字軍の遠征が行われていたころの中東。当時の中東は十字軍の侵入によってムスリムの団結が図られたものの、けっしてひとつにまとまっていたわけではない。王朝がいくつも乱立し、勢力を競いあう状態であった。十字軍遠征当時のイスラム勢力は、とりわけ十字軍と関連したものとして解説されることが多いが、本書はムスリム世界を中心として、イスラム王朝の内情、そして彼らの軍隊を解説している。セルジューク朝、ファーティマ朝、英雄サラディン率いるアイユーブ朝、マムルーク朝など、各王朝の軍隊の組織体系から、軍装までが明らかになる。

目次 : 年表/ セルジューク朝とファーティマ朝/ サラディンとアイユーブ朝/ 災厄と勝利/ 武器と防具

【著者紹介】
デヴィッド・ニコル : 1944年にイラストレーターであるパット・ニコルの息子として誕生した。一時はBBCアラビア・サービスで働いていたが「学校に戻り」、東洋研究学部でMAを、エジンバラ大学でPhD(哲学博士号)を取得した。その後は、ヨルダンのヤルムーク大学で世界美術史、イスラム美術史、建築史の教鞭をとっている。彼は中世とイスラムの戦争に関する著作をいくつも書いており、メンアットアームズ・シリーズで多作の寄稿家として長年にわたり活躍している。現在の職場と住居はレスターシャーにある

アンガス・マックブライド : 世界でもっとも尊敬されている歴史イラストレーターのひとりで、過去25年間にオスプレイ社の70タイトル以上に貢献してきた。1931年にハイランドの両親のもとに生まれたが幼少時に孤児となった彼は、1940〜45年にかけてカンタベリー寺院聖歌大学で音楽教育を受けた。1947年以降は広告代理店で働いており、我流の画家である。1949年から51年にかけてフュージリア連隊に所属して国家に奉仕したあと、アンガスは1953年に南アフリカに移民している。1961年にイギリスに戻った彼は、その後はフリーランスとして活躍するようになった。妻と2人の子供をともなって1976年に南アフリカに帰ったアンガスは、現在ケープ・タウンに住み仕事をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • テツ

    個人的にサラディンが大好きなので(クリスチャンだけど……)楽しく読めました。サラディンの時代、アイユーブ朝だけではなく十字軍に抵抗し戦った全てのイスラム王朝について幅広く書かれていて時代の移り変わりやそれに伴うイスラム陣営の変化や彼らの装備についても知ることが出来ます。信仰、信念。その周りを渦巻く私欲。いつの時代も人間は何かをエネルギーに争い戦い殺しあう。神様って何処で何を考えながら人間の争いを見てるんだろうな。

  • bapaksejahtera

    歴史資料に現れた軍備軍装を絵画的に示す興味深いシリーズである。今回は主に十字軍と戦ったイスラム軍、特にその知将サラディンを表題とするが、違った結果に。イスラムにとり十字軍との戦闘は、一般の西洋人が認識する以上に広大な後に中近東と呼ばれる地域での局地戦である。そこは複雑な地域性と宗教模様があり、肝心の戦闘様式も様々。トルコ人が侵入し、アラブ人から主権を奪取、その後モンゴルの侵入までの期間を記述する。本書はこの説明を一般西洋人向けに行う。勢い図版もやや散漫にならざるを得ない。翻訳もまずく不満の残る巻となった。

  • shinobu

    サラディンの軍だけでなく、十字軍と戦ったイスラム王朝軍隊全般にわたって述べてある。面白い

  • サアベドラ

    中世イスラームの軍隊の兵装解説本。サラディンってどんな格好してたの?という疑問に答えてくれる。まだまだテュルク系騎馬兵が強い時代です。

  • 源次/びめいだー

    十字軍時代のイスラーム王朝の内情や軍隊を解説しています。サラディンのアイユーブ朝だけでなく、セルジューク朝、ファーティマ朝、マムルーク朝などについても書かれています。また、当時の人々の服装がカラーイラストで示されています。

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