デボラ・チェンバース

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友情化する社会 断片化のなかの新たな“つながり”

デボラ・チェンバース

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000254229
ISBN 10 : 4000254227
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

内容詳細

人々の“つながり”の変容を、「友情」を軸に理論と実証を架橋して包括的に論じる画期的研究。ネットや携帯電話の登場以後の「友情」的な関係性は、地縁や血縁、階層、ジェンダー規範など、従来の社会的・文化的拘束とどう影響し合っているのか。断片化する社会で紡がれる新しい“つながり”は、何をもたらすのか。「友情の思想史」など歴史的な視点もふまえ、さまざまな文化的表象も素材にして読み解く。

目次 : 第1章 社会的紐帯の理念の変容/ 第2章 対人関係における自由と選択/ 第3章 ヘゲモニックな男性アイデンティティと男同士の絆/ 第4章 女性のアイデンティティと女同士の絆/ 第5章 「共同体」の衰退と隆盛/ 第6章 ネットワーク社会/ 第7章 ヴァーチャルな親密性とオンラインでの交友/ 第8章 社会的関係性と個人的関係性のポリティクス

【著者紹介】
デボラ・チェンバース : イギリス、ニューキャッスル大学芸術文化学部教授。ケント大学で文化社会学を専攻し、修士号・博士号を取得。専門は、カルチュラルスタディーズ、フェミニズム、メディア研究

辻大介 : 1965年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科准教授。コミュニケーション論、メディア研究

久保田裕之 : 1976年生まれ。日本大学文理学部社会学科准教授。家族社会学、福祉社会学

東園子 : 1978年生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科招へい研究員。文化社会学、ジェンダー論

藤田智博 : 1980年生まれ。京都大学大学院文学研究科研究員。価値観・価値意識の社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヒデミン@もも さん

    一つ一つの章はとっても興味を持てるのだけど、どうしてこんなにわかりやすいことを難しく書くのか。大学の教科書には最適なのかも。

  • 田中峰和 さん

    2006年刊行の本を今更翻訳してもというのが正直な感想。フェイスブックやツイッターが席巻してから友情の定義も大きく変化した。耐用年数をとっくに過ぎた本であることを納得したうえで読む必要がある。ただし、晩婚化や出生率低下、単身者人工の増加、男子より成績のよい女子の増加など、先進国の共通の課題は10年前でも変わらない。女性が性的、経済的な自立を強める状況では「セックス・アンド・ザ・シティ」の登場が時代の象徴と捉えられる。恋人は求めては失われるものであり、友人は信頼できる存在。恋は消えるが、友情は変わらず残る。

  • まあい さん

    アリストテレスからデリダまで哲学者の考えた「友情」概念、伝統的な「友情」概念に対するジェンダー論的批判、そしてネット時代における人間関係に関する社会学的研究……など膨大な分野の先行研究を整理し、「友情研究」という領域としてまとめ上げた労作。現代の人間関係について議論、考察、研究する上で出発点とするべき名著。

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イギリス、ニューキャッスル大学芸術文化学部教授。ケント大学で文化社会学を専攻し、修士号・博士号を取得。専門は、カルチュラルスタディーズ、フェミニズム、メディア研究

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