デビット・フォスター・ウォレス

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これは水です 思いやりのある生きかたについて大切な機会に少し考えてみたこと

デビット・フォスター・ウォレス

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784803803532
ISBN 10 : 4803803536
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夭逝した天才ポストモダン作家が若者たちに遺した珠玉のメッセージ!

【著者紹介】
デヴィッド・フォスター・ウォレス : 1962〜2008。作家。イリノイ州で育ち、少年時代はテニス選手。アムハースト大学で様相論理と数学を専攻、25歳で書いた処女長編『システムの箒』で作家デビューする。アリゾナ大学創作学科で修士課程を修了、ハーヴァード大学哲学科に移るが、鬱病で中退。詩人兼作家メアリー・カーとの恋愛を経て、95年に1076ページの長編『無限の道化』を完成させた。未完の長編『蒼白の王』を残して自殺した

阿部重夫 : 1948〜。調査報道記者。東京生まれ、1973年、東京大学文学部社会学科卒。日本経済新聞社に入社し、社会部、整理部、金融部、証券部、論説委員兼編集委員を経て95年にロンドン総局駐在。98年に退社し英国ケンブリッジ大学客員研究員としてイラク大量破壊兵器問題を研究した。99年から月刊誌「選択」編集長、2006年に月刊誌FACTAを創刊した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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日本では、ウォレスの著作は、あまり翻訳さ...

投稿日:2021/06/28 (月)

日本では、ウォレスの著作は、あまり翻訳されていない気がするが、難解なことで有名。 しかし、これはスピーチなので、わかりやすい。 若くして亡くなっているが、このスピーチの中に、年齢と人間の成長について、触れた物がある。 意識していたのかもしれない。

ダム さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はっせー

    アメリカの大学の卒業式でのスピーチが書かれた本。再読したが相変わらず心に刺さるものであった!リベラルアーツの本質を述べている。それはなにをどう考えるかを意識する。そして何に目を向け経験からなにを得るかを選ぶ力を養うことである。とても心に染みる。この文章全体的に言えることは水のように透明感があり美しい!それと同時に水と同じように私たちを苦しめるものも含まれている。生と死。理想と現実。苦しみを乗り越えるための力も触れている。これから卒業シーズンになる。このスピーチをより多くの人に読んで欲しいと強く思った!

  • はっせー

    心が揺さぶられた! この本は著者のデヴィットフォスターさんが大学の卒業式にしたスピーチをまとめたものである。リベラルアーツがいかに社会に出たから生きる糧になるかが書いてある。自分が何を選択をしてどう考えるか。そのことをコントロールすることがリベラルアーツであると述べている。私も今、大学で勉強をしている。リベラルアーツを学ばないで大学にいる人も数多くいる。そのことを鑑みても、大学でしっかりリベラルアーツを学ぶべきだと考えた。リベラルアーツは考えることの根底を支えるものであり、若いうちに理解したいと思った!

  • アキ

    大学生の卒業スピーチらしくないところが支持されたのでしょう。なにしろ、このスピーチの3年後に本人は縊死したのですから。魚にとっての水とは、人間にとっての空気のようなもの。リベラル・アーツの真髄は、現実をどう考えるか、ということに尽きます。大学を卒業して、就職して毎日を過ごすうちに、変化のない日々にイライラして、益々自己中にならないために、本当に大切な自由について、サラリと述べています。それが難しいのは、初期設定があるからです。魚が水を意識しないように、人間も意識しないとすぐ忘れてしまうものなのです。

  • しいたけ

    デヴィッド・フォスター・ウォレスがケニオン・カレッジの卒業式に招かれて行ったスピーチ。スティーブ・ジョブズを凌いで全米1位のスピーチに選ばれたと煽る帯。ものの考え方を学ぶとは、本当はどんなことなのか。深く大切は真実が短く端折られているのではあるまいか。社会に漕ぎ出す若者に問いかけるはなむけの言葉。「真理とは死ぬ以前のこの世の生にかかわること」と言う。「五十歳になるまでにはどうにかそれを身につけて銃で自分の頭を撃ち抜きたいと思わないようにすること」と説く。縊死の3年前のスピーチと知り、悲しくなる。

  • モリー

    リベラル・アーツ(人を自由にする学問)についての理解が深まった。いや、理解が深まったという言葉は適切ではないかもしれない。これまで見えていた世界を一変させ得る目を与えられたといったほうがよい。正直に言おう。高校までの勉強とまるで違う大学での学びは、私に社会の仕組みを見抜く目や方法を与えてくれた。それをもって自分はちょっと優越感に浸っているところがあったのだ。しかし、大学の卒業式のはなむけのスピーチ「これは水です」を読み、私がいかに不自由だったを知った。自分自身の初期設定からこそ自由にならねばならないのだ。

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