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われらはレギオン 1 Ai探査機集合体 ハヤカワ文庫

デニス・e・テイラー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150121785
ISBN 10 : 4150121788
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ソフトウェア会社の社長兼プログラマーのボブ・ジョハンスンは、SF大会の会場で交通事故にあい死亡した。目覚めてみると、なんと117年後、キリスト教原理主義国家となったアメリカで、恒星間探査機の電子頭脳になっていた!はからずもほぼ無尽蔵の寿命と工業生産力を手に入れたボブは、人類の第2の居住地を探して近隣の星系を探索し、つぎつぎに新発見や新発明を成し遂げていく!傑作宇宙冒険SF、3部作開幕篇!

【著者紹介】
デニス・E・テイラー : カナダ生まれのSF作家。大手保険会社でプログラマーとして働いていたが、50代後半になって、SFを書きはじめた。2015年、最初のSF長篇Outlandを自費出版。その後2016年に刊行された『われらはレギオン1 AI探査機集合体』で、プロ作家としてデビューした。2017年に勤めていた保険会社を退職し、念願の専業作家になった

金子浩 : 1958年生、早稲田大学政治経済学部中退、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sin

    不慮の事故の後、目覚めた場所は百年ちょっと[117年後]の不穏な世界で、人格はAIにダウンロードされた状態で…と来たら従来のSFなら主人公はナーバスになるところだが、SFオタクのエンジニアは明るく軽い。よくある複数の視点で同時進行する物語の運びすら、同一思考の複数視点と云う設定で興味深いが、やがて個性が分かれる展開にも実存のあれやこれやに悩むより、安直とまではいかないが思索より物語優先と割り切った感じがする。個人的には複数の自分という状況に強い関心を覚えるのだが…

  • Aya Murakami

    ツイッターで存在を知った作品。アマゾンで購入。 交通事故で死亡し、目がさめると自分のことをボブだと思い込んでいるとされるコンピュータープログラムになっていた主人公ボブ。無神論者なのに自分の魂の有無を気にするところがいちばんの意外中の意外な内容だった。なんか自分の知っている無神論者ではないなと思った。

  • ひさか

    2016年9月アメリカで出版された「We Are Legion(We Are Bob)」を2018年4月早川文庫SFから金子浩さん訳で刊行。シリーズ1作目。事故後117年経って目覚めたら恒星間探査機のAIになっていたというところから始まるアップテンポな興味深いお話。AIのある時点のコピーから、新しい人格が次々と生まれて会話するさまが、楽しい。各々の世界を作るまでになる彼らに拍手。次作も楽しみ。

  • 姉勤

    レギオン。マルコ福音書では悪霊。ローマ軍団。多勢を意味する。個人的には「ガメラ2」のイメージが強い。で、本書。死体を冷凍保存し、未来に蘇る可能性に賭ける契約をした直後に事故死した主人公。目論見通りか目覚めれば100年後。しかし肉体は失われ、アイデンティティたるソフトウエアはカルト国家の資産となっていた。ここからが面白い。バージョン違い、レビジョン違いの自分がどんどん複製され、星系探査、宇宙戦闘、テラフォーミング、原生生物進化のタスクをこなしていく。100光年規模で広げた風呂敷。主人公と人類の未来は?

  • くたくた

    ランダース博士が一番好きだった、って感想でお察し。流し読みになりました。結局どこまでいってもボブなので、ちょっと食傷。人間は、どれだけ衰退してもやっぱり愚か。これで植民しても、すぐに植民星間戦争になりそう。そのときボブはどうするのかしら。結局私は、SF読もうがミステリー読もうが、人間の葛藤とか心情が大好物なので、それにしては当の主人公ボブが明快すぎて、物足りなかったのでした。続巻は当分読まないかな。

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