Product Details
ISBN 10 : 4122058767
Content Description
ルネサンス期の大知識人エラスムスが、友人トマス・モアに捧げた驚天動地の戯文。痴愚の女神なるものを創造し、人間の愚行を完膚なきまでに嘲弄する。堕落する教界、腐敗を極める世俗権力。当時の社会、人びとを観察し、エラスムスが描き出した痴愚や狂気は、いまなお私たちをとらえてはいないか。ラテン語原典からリズムある新鮮な訳が生まれた。
【著者紹介】
デシデリウス・エラスムス : 1466年、ロッテルダムに私生児として生まれ、1536年、バーゼルで死去。カトリックの司祭、神学者で、人文主義者。エラスムスが手がけた、ラテン語・ギリシア語対訳の新約聖書は広く読まれ、その思想は、宗教改革期の全ヨーロッパに影響を及ぼした
沓掛良彦 : 1941年、長野県生まれ。東京外国語大学名誉教授。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。東京大学大学院博士課程修了。文学博士。専攻は、西洋古典文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ケイ
読了日:2017/08/14
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