デイヴィッド・フィンケル

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兵士は戦場で何を見たのか 亜紀書房ノンフィクション・シリーズ

デイヴィッド・フィンケル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784750514376
ISBN 10 : 4750514373
フォーマット
出版社
発行年月
2016年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
384p;20

内容詳細

話題作『帰還兵はなぜ自殺するのか』の前編、待望の翻訳!

ショッキングな戦場のリアリティが読む者に
強烈な印象を残す全米絶賛の衝撃作!

2007年にイラク戦争に派兵されたアメリカ陸軍のカウズラリッチ
中佐とその指揮下の兵士たちに密着し、彼らが体験する地獄の
ような戦場のありさまを克明につづる。
兵士がどのような状況で、仲間とともに戦い、傷を負い、救い出さ
れ、死んだのか。
「生きる者と死す者に大きな違いはない。それが戦争である」とい
うことが、冷徹なジャーナリズムとともにくっきりと描かれる。

【著者紹介】
デイヴィッド・フィンケル : ジャーナリスト。「ワシントン・ポスト」紙で23年にわたり記者として働き、2006年ピュリツァー賞受賞。その後イラク戦争に従軍する兵士たちを取材するために新聞社を辞めバグダッドに赴く

古屋美登里 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ さん

    New York Timesの最初の書評から、読む前の期待を高めてしまった。図らずも今年は既に2冊でこの誌との相性の悪さを感じている。「イリアス」以降最も素晴らしいとはいくらなんでも…。ブッシュ氏を非難するという姿勢が全面に出ている気がして、章の進め方に途中から嫌なものを見ている気分になった。独裁国家ではないのだから、徴兵制ではないのだから、向かう兵士達にも責任の一旦はありはしまいか。原題は「Good Soldiers」爆弾の前には、人は柔らかい肉でしかないのだと、まざまざと見せられた。

  • harass さん

    『帰還兵はなぜ自殺するのか』の前編。著者はイラク派兵された中隊に帯同し取材しまとめたもの。一人称を廃し、中隊長や兵士たちを第三人称で客観的に描く。解説でトム・ウルフのニュージャーナリズムの後継者とあるが、なるほどと。現実の細々とした描写と容赦ない現実が短編小説のような読み応えがある。兵士たちを何度も襲う自己鍛造弾というのがでてくるが、これは成形炸薬弾とまた違うものだと、wikiで調べて理解。これは怖い。報道での戦争と違う実際の戦場を生きて死んで苦しむ兵士たち。良書。

  • テツ さん

    戦争は経済的なメリットがあったり、少なくとも古の時代においては様々なテクノロジーを進歩させるという側面も確かにあったんだろう。でもさ。イラク戦争当時、まだ成人して間もないこどものような兵隊達が、手を汚さず血を見ることもない国家の上層部の人間が煽る愛国心に翻弄されて、肉体も精神も苛まれて破壊されていく様子を見たら、そんなメリットなんていらないからやめてやれよと思うよな。戦争は人が死ぬから問題なんじゃない。膨大な数の人間から人間性を奪い去るから問題なんだ。神様がいるなら何とかしてやってくれ。

  • かもめ通信 さん

    これはもうとにかく読んでみてとしかいいようがない。ピュリツァー賞経歴を持つジャーナリスト、デイヴィッド・フィンケルが、2007年、イラクに派兵された大隊に同行して丹念に取材した従軍記。1人称を使わない「イマージョン・ジャーナリズム」という手法で書かれているのだが、 聞き役の「私」が仲介しない分、取材対象となった証言者たちの声がダイレクトに読者の耳に届き、臨場感がある。あの『帰還兵はなぜ自殺するのか』に登場していた兵士たちがいったいどんな体験をしていたのか、人が壊れていく様を克明に記した記録でもある。

  • 檜村 さん

    この本を読んで良かったと思う。イラク戦争へ向かう若き米軍たちが現場で何を見たのか、それはあまりにも凄惨な現実の世界が本書に描かれていた。若き米兵たちにも家族があり明るい未来もあるはずなのに一瞬にして摘んでしまう戦争に対して我々日本人は改めて憲法の解釈や自衛隊の存在を考え直すべきではなかろうか?あと、政治家は戦争の現場へ向かうべきだと思った。

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