ディートマー・エルガー

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評伝 ゲルハルト・リヒター

ディートマー・エルガー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784568202724
ISBN 10 : 4568202728
フォーマット
出版社
発行年月
2018年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
清水穣 ,  
追加情報
:
444p;23

内容詳細

戦後の美術を代表する画家の一人であるゲルハルト・リヒター。1932年、東ドイツのドレスデンに生まれながらも、ジャクソン・ポロックやフォンタナの影響を受け、西ドイツへ移住。写真をキャンバスに描き出すというスタイルを生み出し、その後もグレイ・ペインティング、カラーチャート、風景画、アブストラクト・ペインティングと、いまなお進化を続けている。1984年よりリヒターのアトリエに勤めていた著者ディートマー・エルガーがリヒターの言葉とともに、その人生と、作品の変遷を追ったドキュメンタリーのような評伝。

目次 : ドレスデン/ 第2回ドクメンタ、1959年/ 新たなスタート、デュッセルドルフ/ クットナー、リューク、ポルケ/ 資本主義リアリズム/ 初期の個展―ミュンヘン、デュッセルドルフ、ベルリン、ヴッパータール/ 初期のフォト・ペインティング、そしてマルセル・デュシャン/ 無名の画像―家族の物語/ カラーチャート/ 風景〔ほか〕

【著者紹介】
ディートマー・エルガー : 1958年ドイツ、ハノーバー生まれ。ドレスデン美術館内にあるゲルハルト・リヒター・アーカイブのディレクター。1984年から2年間リヒターのアトリエで秘書を勤める

清水穣 : 1963年、東京生まれ。美術評論家、写真批評家、同志社大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • アキ さん

    本年2022年相次いで日本の展覧会で見ることが出来る現代アートの第一人者ゲルハルト・リヒター。日本との交流は古く、また彼の恒久的な作品は、ドイツ・ケルンと日本の豊島しかない。本書は、本人が公認した自伝の縮約版だが、なぜ日本の無人島・豊島に<豊島のための14枚のガラス、無益に捧げる>2015が展示されているのか理解するのに役立つ。ドレスデン爆撃、父親の真実、アウシュビッツ、バーター・マインホーフ事件、9.11と幾つもの衝撃が、彼の作品に反映されている。フォトペインティングから抽象画に至る軌跡がわかる。

  • ムチコ さん

    「つまり、オルタナティヴなイメージが無限に現れ出るこの作品によって、リヒターは一つの世界観を主張しているのだ。それはいかなる真実をも絶対視せず、観客がつねに複数の、そしてそれぞれ同等の現実を経験できるようにしておくということである。」(p.339) 絵画の権威性を利用しながらも絵画に固定した意味や主張が内在されることには抗い続ける画家の姿。一部抄訳だが『ある画家の数奇な運命』(リヒターはこの映画がどの程度真実に沿っているか、またフィクションなのかはコメントしてない)を見ていると理解の助けになると思う。

  • TOMYTOMY さん

    丁寧に一つ一つ自分のコンセプトを獲得していく姿。 現代美術さいこうほと言われるが、まさしく彼が現代アートの歴史であり軌跡である。

  • kentaro mori さん

    この評伝を読まずしてリヒターは語れない。 なにより「60年代リヒター」の凄まじさ。ここに全て詰まっている。 ---「私の関心は、写真を模倣することです。私は写真をつくりたいのです。写真といえば一枚の感光した紙片のことだという意見を無視すれば、私は別の手段で写真をつくっているのです。」 ---「絵画とはなんでもありうる - 対抗世界であり、何か他のもののための計画ないしモデルであり、その報告だ。というのも、単に何かを絵に描いて反復するだけでも、そこには意味が生まれるのだから」

  • ロシアンブルー1 さん

    NHK番組『日曜美術館』で予習してからリヒター展を観て、また復習して余韻を愉しんだ。番組で引用されている評伝を読まないと深く知ることはできないと、手に取ったのだが、どこまで描き続けても芸術家の苦悩の深さを想う。

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1958年ドイツ、ハノーバー生まれ。ドレスデン美術館内にあるゲルハルト・リヒター・アーカイブのディレクター。1984年から2年間リヒターのアトリエで秘書を勤める

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