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ISBN 10 : 4588010816
Content Description
自然保護・動物の殺処分・自殺防止・クローニング・脳死・臨死介助・脳組織移植・遺伝学・幹細胞研究などの領域で議論の対象となっているのはつねに、外的および内的自然に対する人間の関係に関する根本的な問いである。現在の技術革新や医療の進歩とともに生じる事例とともに、人間の生命と尊厳に関わる問題を問い直す。
目次 : 第1部 生命倫理学の根本問題(どのような倫理学が生命倫理学として役立つのか/ 人格概念のジレンマ ほか)/ 第2部 自然概念とエコロジー(功利主義とエコロジー倫理学―不釣り合いな結び付き?/ エコロジー倫理学における機能的論証 ほか)/ 第3部 生と死をめぐる問題(古典的功利主義の観点からみた殺害の禁止/ 倫理的観点からみた自殺と自殺予防 ほか)/ 第4部 医療倫理学論争(脳組織移植とニューロバイオニクス手術―人間学的および倫理的問題/ クローンに関する展望 ほか)
【著者紹介】
ディーター・ビルンバッハー : 1946年、ドルトムントの生まれる。デュッセルドルフ、ケンブリッジ、ハンブルクで哲学などを学び、1973年にハンブルク大学で哲学博士号、1988年にエッセン大学で教授資格を得た。ドルトムント工科大学教授を経て、1996年より2012年までデュッセルドルフ大学教授。現在は同大学名誉教授。応用倫理学(とくに世代間倫理、環境倫理、生命医療倫理)の分野で功利主義的立場を取り、分析哲学の手法を応用し、規範的ならびに価値論的な問題に取り組んでいる
加藤泰史 : 1956年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。修士(文学)。一橋大学大学院社会学研究科教授。哲学、倫理学専攻
高畑祐人 : 1961年生まれ。南山大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。修士(文学)。名古屋大学・南山大学非常勤講師
中沢武 : 1963年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程中退。ドイツ・トリーア大学博士(哲学Dr.phil.)。早稲田大学文学学術院・明海大学歯学部・東京薬科大学非常勤講師。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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