テレビ西日本 塩塚陽介

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すくえた命 太宰府主婦暴行死事件

テレビ西日本 塩塚陽介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344042131
ISBN 10 : 4344042131
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

無残な姿で見つかった高畑瑠美さん。瑠美さんは山本美幸と岸颯(傷害致死罪等で起訴)に同居を強いられ、洗脳、暴行され命を失った。夫や2人の子供と幸福な家庭を築いていた主婦が、なぜ?「何度も鳥栖警察署に相談に行っていたのに、全く動いてくれなかった」―遺族の告発を聞いたテレビ西日本報道部は調査報道を開始。取材で浮かび上がってきたのは佐賀県警鳥栖警察署の杜撰な対応だった。塩塚記者は、遺族と向き合い、犯人の背景を探り、佐賀県警の無謬主義とぶつかる。そして報道の注目度と比例するように重くなる“背負った荷物”に、次第に押しつぶされそうになっていく。ローカル局若手記者たちが挑んだ2年に及ぶ調査報道、辿り着いた真実とは―?

目次 : 第1章 太宰府事件取材班の誕生(変死体の発見/ 壊された家族 ほか)/ 第2章 無謬主義の呪縛(反響/ 恐喝の方程式 ほか)/ 第3章 2人の化け物(遺族会見/ もう一人の不審死 ほか)/ 第4章 背負った荷物(それぞれのゴール/ 最後の良心/ アンカー藤野/ 辿り着いた場所)

【著者紹介】
塩塚陽介 : 1989年北九州市生まれ。立命館大学卒。2011年テレビ西日本入社。報道カメラマン、制作部ディレクターなどを経て2015年報道部に配属。1年半にわたり本事件を追跡、取材して制作した報道特別番組「すくえた命―太宰府主婦暴行死事件」で2021年日本民間放送連盟賞番組部門・テレビ報道最優秀賞を受賞。現在は制作部所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ma-bo

    2019年に福岡県太宰府市で凄惨な状態の遺体で見つかった高畑瑠美さん。山本美幸と岸楓に同居を強いられ、洗脳、暴力をされ命を失った。テレビ西日本報道部の若手記者塩塚陽介さん達が2年におよぶ遺族からの聞き取り、調査・報道の上辿り着いた真実のノンフィクション。犯人達の残虐性もさることながら、犯行前に十数回にも及ぶ家族の訴えをうやむやにしていた佐賀県警の怠慢、杜撰な対応。救えた命。掬えた命。

  • fwhd8325

    事件の悲惨さ。佐賀県警の意識の低さ。どれもが辛くのしかかってくるようだった。この事件の記憶は薄らとあるだけでした。この事件に限らずに、当事者でない私たちは、他人事として時の流れと共に記憶から遠ざかっていく。問題なのは、警察の体質。警察は事件が起こらなければ行動をしない。この事件にように、そこに瑕疵があれば、徹底的に正当化する。それは反社会的組織のように感じます。事件の全貌は、あまりにもむごく、読むこともためらう内容でした。

  • akiᵕ̈

    2019年に起きた事件のフィクション。夫と2人の子供と普通の暮らしをしていた主婦が、なぜ家族と離れてこの様な事件に巻き込まれたのか。その経緯から事件が発覚するまでどんな風な生活を送っていたのかその辺を詳しく知りたかったが、今作はその実態の詳細を追ったものではなく、事件後の遺族と警察とのやり取りが中心に。再三、遺族が相談し訴えていたにも関わらず、うやむやにしてしまった警察の対応は、いくら民事不介入とはいえ、それまでの同様の事件で学習しているのではないのかと思ってしまう。まさに、すくえた命だったのでは。

  • おかむら

    ローカル局(福岡)の調査報道ノンフィクション。東北に住んでるせいか2019年に起こったこの主婦暴行死事件のことは記憶に残ってなかったけども、この丹念に追いかけた2年間の記録は読みごたえあり&一気読み。犯人たちの残虐性も特異でおぞましい(でもこういう被害者の心身を支配してコントロールする女ってなぜか九州方面に多いような気がする)が、さらに佐賀県警の体質がほんとに腹立つわ! 去年(一昨年?)見た連ドラ「エルピス」にも通ずる、そしてさらにこちらはノンフィクションなので怒りと無念が胸を打つ。

  • 紫スカートのおっさん

    👩✖️1 😈✖️2 🧠✖️1 💵🍻👊🦵🗡️🩸👮✖️佐賀 🎥✖️1 📺✖️1 📰✖️1

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