テオドール・エルサール・ド・ラ・ヴィルマルケ

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バルザス=ブレイスブルターニュ古謡集(仮)

テオドール・エルサール・ド・ラ・ヴィルマルケ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779124433
ISBN 10 : 4779124433
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1839年に初版が発表されて以降、文学・芸術・ケルト研究に多大なる影響を与えた幻の書物―。フランス・ブルターニュ地方で語り継がれてきた詩歌を蒐集した物語歌謡集。妖精、魔術師マーリン、アーサー王伝説から恋愛の風習まで、78篇の詩歌を収録したブルターニュ文学の金字塔、本邦初訳。編纂者ラ・ヴィルマルケ生前の最終校訂版を翻訳。楽譜完全収録!

目次 : 序章―詩歌/ 第1章 神話・英雄・歴史の歌と物語詩(数え歌 あるいはドルイド僧と子ども―コルヌアイユ方言/ グウェンフランの予言―コルヌアイユ方言/ ナン殿と妖精―レオン方言 ほか)/ 第2章 祝祭と恋愛の歌(婚礼の歌/ 六月の祭りの歌―コルヌアイユ方言/ 新しい麦打ち場祭りの歌―オート=コルヌアイユ方言 ほか)/ 第3章 伝説と宗教の歌(聖ロナンの伝説―コルヌアイユ方言/ 聖エフラムとアーサー王―トレギエ方言/ アルモールの塔 あるいは聖アゼノール―コルヌアイユ方言 ほか)/ 最終章

【著者紹介】
テオドール・エルサール・ド・ラ・ヴィルマルケ : 1815年、ブルターニュ地方の町カンペルレの貴族の家に生まれる。母親(通称プレシ=ニゾンの奥方)はこの地方の民間伝承の採集者として知られていた。大学入学資格試験に合格したのちパリに向かったが、そこで中世文学とブルトン語の研究に関心をもつ。1836年に古文書学校に入学したのち、この地方に伝わる古謡の採集を本格的に始めた。24歳のときにそれらをまとめた『ブルターニュ古謡集 バルザス=ブレイス』(1839)を発表、のちには数か国語に翻訳される。文献学者、民間伝承研究者としての活動を通してグリム兄弟をはじめ各国の研究者たちと厚誼を結んだ。ブルターニュ地方の農業、歴史、考古学研究を促進すべく「新ブルターニュ協会」の会長を務め、レジオン・ドヌール勲章を受章し、1958年にはフランス学士院の「碑文・文芸アカデミー」の会員となる。その後、『バルザス=ブレイス』の真贋論争が起きたが沈黙を守り、1895年に故郷の町で亡くなった

山内淳 : 1951年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業、ディジョン大学(現ブルゴーニュ大学)大学院博士課程修了(文学博士)。日本大学藝術学部教授。フランス文学、比較文学専攻

大場静枝 : 1965年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学、ポワティエ大学大学院博士課程修了(文学博士)。広島市立大学国際学部准教授。フランス文学、地域文化研究(ブルターニュ地方)専攻

小出石敦子 : 1961年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得満期退学、ローザンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。早稲田大学、日本大学、関東学院大学ほか非常勤講師。フランス文学専攻

白川理恵 : 1968年生まれ。上智大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。目白大学、ヤマザキ学園大学、大妻女子大学ほか非常勤講師。フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    力のある表紙。ガリヤとは具体的にはどこにあったのか? フランス人はガリヤの民であるのか? ケルトとガリヤのつながりは? 兼ねてからの疑問にたいする霧が晴れたように思う。ブルターニュの歴史を伝える19世紀に編まれたこの書物を、古臭さによる読みにくさは一切排し、研究者だけでなく、現代の日本人にも分かる生きた言葉に訳しきった訳者に感服。内容を実感しながら読むのは難しいが、序章が歴史的に興味深い。詩歌の章は、スキップした部分もあるが、聖書をお話として読むような感じで楽しめた。いずれまた必ず再読したい。

  • 月音

    和やかに楽しい気分になる歌は意外に少ない。ガリア、ブリテンによる侵略、土地の支配者層の暴虐、ペストやハンセン病…。歌に込められたのは繰り返される血と涙の歴史、自由と正義を求める心だ。また、人々はキリストを深く信仰しながらも、なお森の奥にドルイド僧の影を、月明かりの下、ドルメンの周囲で踊る妖精の姿を目にしていると思われる。戦争とそこから起こる悲劇(主に恋人・夫婦の別離)は暗澹とした気持ちになるが、キリスト教とそれ以前の自然信仰のつながりが見え隠れしているのは面白い。⇒続

  • j1296118

    謡集なのだから考えてみれば何も不思議な事はないのだが、なんでか楽譜がついてるとは思ってなかったので驚く

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