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ライフ・オブ・ラインズ 線の生態人類学

ティム・インゴルド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845916269
ISBN 10 : 4845916266
Format
Books
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界から注目される人類学者、ティム・インゴルドのライフワーク「ライン学(=linealogy)」の到達点。結ぶこと、天候、歩くこと、成長すること、人間になること…見たことのない自由な発想で、この世界にさまざまなラインを見いだす。哲学、生態学、気象学、人類学の境界を踏み超えて自在に歩き回る、人類学者インゴルドの驚くべき「線」の探求の旅。

目次 : 第1部 結び目をつくること(ラインとブロブ/ タコとイソギンチャク/ 対象のない世界 ほか)/ 第2部 天候にさらされること(つむじ風/ 道に沿った足跡/ 風‐歩行 ほか)/ 第3部 人間になること(人間であるとは一つの動詞である/ 人間発生論/ 行なうこと、経験すること ほか)

【著者紹介】
ティム・インゴルド : 1948年生まれのイギリスの人類学者。1976年、ケンブリッジ大学で社会人類学の博士号を取得、1995年よりアバディーン大学にて教鞭を執る。哲学、社会学、生態心理学、芸術学、考古学、建築学など多様な領域をクロスオーバーする人類学研究を精力的に展開している

筧菜奈子 : 美術史研究者。2017年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。岡山大学、関西大学、関西学院大学、京都精華大学など非常勤講師

島村幸忠 : 煎茶家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程在籍。日本学術振興会特別研究員(DC)。専門は美学・芸術学。京都造形芸術大学通信教育部及び岡山大学非常勤講師

宇佐美達朗 : 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程。日本学術振興会特別研究員(DC2)。現代哲学専攻。2017年にUniversit´e Paris NanterreでMaster 2(Philosophie)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 袖崎いたる

    本書は政治家と教職者に読んでもらいたいと、私のエゴが叫んでおります。本書から読める人間観と教育観は、たとえば私の読書歴から言えば中動態的であり、オープンダイアローグ的であり、上妻世海の制作観的であり、それからハーマンの対象の無限の深みの話でもあり、ドゥルーズの生の次元としての潜在性などが励起される。一言で言えば、「人間を嫌いになっても、生を嫌いにならないでください!」ーーって一冊。

  • GASHOW

    紙に記録をしない原住民の記録方に紐の結び目を利用して、紐のネックレスに紐を繋ぐものを思い出した。紐状のカーテンの根っこを輪にしてネックレスにしたようなもので、紐の結び目の場所で人生の記録がわかるような仕組みだ。本書にはそのことは一切出てこないから、自分が感じたのは、そんな感じ。

  • Kyohei Matsumoto

    文化人類学者の松村圭一郎先生の本に出てきて、関心を持ったので読んでみた。言葉というものはそもそも静的なものだと思うが、この本は動的な言葉というものを体現しようとしているように感じた。その意味で読みにくさがあり、論理的にはっきりとしたものが感じ取りにくい。敢えてそのように書いているのだろう。それはこの本の主張が、人間であることを動詞として捉え、変わり続けることや成長し続けること、結び目を生み出し続けること、関わりを生み続けることを主題としているからだと思われる。この本を読むことで動的な生きることを考えよう。

  • misman

    もう一度読む 初版で読んだが、明らかな誤植が二箇所あり、気になってしまった...

  • いか

    天候がラインの問題だ、というのはいまいち納得出来ず。そりゃあなんだってラインと関係はあるだろうけども、みたいになってしまった。 が、第3部にはどこか非常に感動的なところがある。線の中程で進み続けることが、人間化し続けることだというのはかっこいい。

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