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ISBN 10 : 4588420135
Content Description
西洋世界で初めて、物語を展開するコマ割りマンガを制作し、その最初の理論化まで遂行した異才ロドルフ・テプフェール。その生涯と作品を、現代最高のマンガ研究者・批評家が紹介し、作家の歴史的意義を明確に位置づけた画期的著作。線と記号による芸術としての、マンガの起源と現在に関心をもつ万人に必読に書。『観相学試論』ほか、テプフェール自身の理論的テクストも収録。
目次 : 1 顔と線―テプフェール的ジグザグ(観相学の再発見/ 新たな言語/ リーニュ・クレールの源泉へ/ 写真あるいは線のない顔/ 自由への思考)/ 2 ある芸術の誕生(1830年以前のカリカチュアと民衆版画/ テプフェール氏がマンガを発明する/ マンガはテプフェールの後継者?)/ 3 テプフェール自身の語るテプフェール(ある実施要綱に関する考察/ 『ジャボ氏の物語』への注記/ 『ジャボ氏の物語』海賊版に関する注記/ 『転写石版試作集』への注記/ カムとの往復書簡/ 観相学試論)/ 補遺 テプフェールのマンガ
【著者紹介】
ティエリ・グルンステン : 1957年ベルギー生まれ。『バンド・デシネのシステム』で博士号取得(トゥールーズ第二大学)
ブノワ・ペータース : 1956年パリ生まれ。1980年代から幼なじみのフランソワ・スクイテンとともに『闇の国々』シリーズを手掛け、以後、BDの原作者として活躍。同シリーズは10の言語に訳され、数々の賞を受賞した。BD以外にもエッセイ、評伝、映画、テレビ、ラジオドラマの制作など多岐にわたる活動を展開
古永真一 : 1967年生まれ。パリ第七大学留学を経て早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。首都大学東京准教授。フランス文学
原正人 : 1974年生まれ。学習院大学人文科学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了。バンド・デシネ翻訳者
森田直子 : 1968年生まれ。東北大学大学院情報科学研究科准教授。文字と図像の物語メディア史、フランス語圏文学、文学理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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