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夜よ、ひらけ 韓国文学ショートショート きむ ふなセレクション

チョン・ミギョン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904855768
ISBN 10 : 4904855760
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

失敗を知らない孤高の天才が抱えた歪んだ欲望と不安、やがて迫りくる人生の破局。韓国語でもよめる。

【著者紹介】
チョン・ミギョン : 鄭美景。1960年、慶尚南道馬山市生まれ。1987年『中央日報』新春文芸戯曲部門に当選。2001年『世界の文学』に短編を発表して本格的な創作活動を開始した。代表作に「バラ色の人生」(2002年「今日の作家賞」受賞作)などがあり、長編・短編ともに高い評価を得た作家である。「夜よ、ひらけ」で2006年の李箱文学賞を受賞した。2017年没、享年56

きむふな : 韓国生まれ。韓国の誠信女子大学、同大学院を卒業し、専修大学日本文学科で博士号を取得。日韓の文学作品の紹介と翻訳に携わっている。韓国語訳書の津島佑子『笑いオオカミ』にて板雨翻訳賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タピオカ

    一冊が日本語と韓国語で読める韓国人の著書の短編。成功した映画監督の僕が十年ぶりに旧友Pをノルウェーに訪ねる三日間の話。ずっと背中を追っていたPと憧れていたPの妻Mとの再会は予想外の展開だった。残念ながら著書は急死したそうだ。一周忌の昨年、学生時代からの読者である夫が彼女の未発表原稿を見つけたという作品も読んでみたい。

  • Nishiumi

    北欧の友人Pを久々に訪ねる映画監督の主人公。Pは昔馴染みだがいわゆる天才肌で、主人公は強烈なコンプレックスをもっている。主人公の初恋の女性Mと結婚していることもその一因。富と名声、美しい女性、全てを手に入れているかに見えるPだが、彼の人生は終わりのない白夜のように影が無く空虚である。その隙間を埋め合わせるかのように酒を注ぎ込み、不可能に近い研究に没頭しながら身を持ち崩していくP。影は光を失えば存在意義を見失う。主人公は何も知らなかったことにしてPのもとを去るのだった。

  • 木漏れ日

    ポップな色合いでセンスよく内容も簡潔にわかりやすくなっている装丁、読みやすい長さで手軽に韓国文学に触れられる魅力を感じて購入。短い物語ではあるが特に最後畳み掛けるような表現が力強く、十分読み応えがあった。具体的にどれか思い出せないが、大正から昭和初期の日本の文豪作品と似た印象を受けた。李箱文学賞という賞を受賞した作品だそうだが、同作者の他の作品やこのセレクションの他の巻も読みたくなった。原文もついており語学勉強に最適だと思うが、私はハングルは一つもわからず有効活用できないのが残念だ。

  • 陶子

    ままならない自分、ままならない社会。はじめての韓国文学。気に入りました。ただ、この著者は、すでに他界されているのが、残念です。

  • まうんとふじ

    天才でかなわないと思っていた相手が知らないうちに破滅していた

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