Books

フィフティ・ピープル

チョン・セラン

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784750515649
ISBN 10 : 4750515647
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

痛くて、おかしくて、悲しくて、愛しい。 50人のドラマが、あやとりのように絡まり合う。 韓国文学をリードする若手作家による、めくるめく連作短編小説集。 ものがたりの楽しさに満ちた、韓国小説の新シリーズ創刊!

【著者紹介】
チョン・セラン : 1984年ソウル生まれ。編集者として働いた後、2010年に雑誌『ファンタスティック』に「ドリーム、ドリーム、ドリーム」を発表して作家デビュー。2013年、『アンダー、サンダー、テンダー』(吉川凪訳、クオン)で第7回チャンビ長編小説賞、2017年に『フィフティ・ピープル』で第50回韓国日報文学賞を受賞。純文学、SF、ファンタジー、ホラーなどジャンルを超えて多彩な作品を発表し、若い世代から愛され続けている。童話、エッセイ、シナリオなども手がけている

斎藤真理子 : 1960年新潟生まれ。『カステラ』で第1回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
長そうに感じましたが読み始めるとあっとい...

投稿日:2021/06/18 (金)

長そうに感じましたが読み始めるとあっという間に読み終わりました。短編があつまっているので読みやすいです

ぴっぴ さん | 福岡県 | 不明

0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • lily

    私、今までで一番偉かったのは離婚したことと断言するソンミと誰かについて想像する時その人よりもその人の本を想像することが多いハンナと友達になったら楽しいだろうな。大事な時間は自分の時間と大切な人といる時間。嫌いな物の共有は好きな物のそれより重要。寒い場所、生産性のない時間、非効率なことは嫌いで、煙草吸う人、感受性が乏しい人、形式や常識しか知らない人や本嫌いな人や美に興味ない人は私の圏外にいる人だ。常識を疑う柔軟性と独創性がある人が好き。だから韓国人と韓国の文化はめちゃくちゃ面白い。変態で非凡で異質でチェゴ!

  • seacalf

    お隣、韓国の小説。51人もの登場人物が入り乱れて活躍する50もの短編の群像劇。これがすっごく面白い!あまり読んだ事がない韓国の小説だし人物の読み方にも馴染みがないし、こんなに多人数ではさぞかしごちゃごちゃしているのではと思いきや、これがまたべらぼうの面白さ。まだ若いのに技量が確かな作家さんで、ひとつひとつの話をしっかり読ませるので舌を巻く。病院から派生してるので痛々しいシーンもあるが、よくもこれだけ多様な人物を描ききれたものだと感心。日韓問題で物騒なニュースが続くが、それとは関係なく小説は文句なく面白い。

  • ふじさん

    図書館本。今まで読んだ韓国現代小説では、一番読みやすく韓国の現状を知ることが出来たし、最後まで一気に読み切ることが出来た。50人のドラマが、あやとりのように絡まり合い、痛くて、可笑しくて、悲しくて、愛しい物語が綴られる。韓国のどこかの大学病院にまつわる人々の物語ではあるが、他にも様々な仕事に関わる人々が描かれていたり、非正規雇用で働く若者や高齢者の気持ちや実情も丁寧に描かれており、考えさせられる内容がいっぱい。国民性や文化の違いはあるが、抱えている課題や問題点は、そのまま日本にも当てはまる。

  • アマニョッキ

    どうやってわたしはこの作品を知ったんだっけ?お気に入りさんの登録はひとつもないのに、なぜ普段読みたいとも思わない海外文学を手にとったんだっけ?そう考えると本当に不思議。出会うべくして出会ったこの作品、もう本当に好きすぎてなんも言えない。51人の物語が、少しずつ繋がりながら離れながら、軽快ながらもしっかりと描かれていく。情緒的な文章はほとんどないのに、心の根っこをわし!と捕まれる。こんなに読み終えるのが勿体ない作品に出会ったのは久しぶり。本気でちょっと震えてる。ああどうかこの本が爆売れしますように。

  • おたま

    これは通常の小説とはちょっと異なっている。特定の主人公のいない、50人(本当は51人)の物語が集まって、大きな連鎖した物語として最終章になだれ込む。ある病院に勤務していたり入院・診療を受けていたりする人々の物語が中心にはあるが、そこを越えて多彩な人々が描かれる。おおよそは一人1章ずつのショート・ショートのようだが、ある章の視点的な人物が、他の人の物語にも登場しもする。様々な人生があり、人々の交差がある。そして、悩み、苦しみ、喜び、共感する人生があり、それによって支えられている人々がいる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items