チャールズ カプチャン

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ポスト西洋世界はどこに向かうのか 「多様な近代」への大転換

チャールズ カプチャン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326351671
ISBN 10 : 4326351675
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

新興諸国が勃興し、西洋先進国が相対的に衰退しているのはもはや自明の理だ。しかも、民主主義などの西洋的価値は魅力を失い、世界は政治的・思想的にも多様化しつつある。世界史上はじめて、「誰のものでもない世界」が到来しているのだ。気鋭の政治学者カプチャンは、西洋の勃興期から二一世紀にいたるまでの世界の見取り図を描き、西洋没落後を見据えた戦略をクリアに示す。世界中で話題をさらった書がついに日本上陸!

目次 : 第1章 大転換/ 第2章 西洋の勃興/ 第3章 直近の世界の大転換―西洋が世界を圧倒したとき/ 第4章 次に来る大転換―非西洋の勃興/ 第5章 西洋モデルとは異なる未来/ 第6章 西洋の復活/ 第7章 誰のものでもない世界をどうまとめるのか

【著者紹介】
チャールズ・カプチャン : ジョージタウン大学教授、専門は国際関係論。オバマ政権では大統領特別補佐官および国家安全保障会議の欧州問題上級部長の任につく。1958年、ウィスコンシン州生まれ。ハーヴァード大学卒業後、オックスフォード大学で博士号を取得。プリンストン大学助教授を経て、クリントン政権下でもアメリカ国家安全保障会議に務めた。その後、現職

坪内淳 : 聖心女子大学教授。専門は国際関係論、安全保障。1969年生まれ。早稲田大学卒業後、同大大学院政治学研究科博士課程単位取得満期退学。ハーヴァード大学客員研究員、北京大学客員研究員、パリ政治学院客員研究員、山梨大学准教授などを経て、現職

小松志朗 : 山梨大学准教授。専門は国際関係論。1978年生まれ。早稲田大学卒業後、同大大学院政治学研究科で博士(政治学)を取得。早稲田大学助教を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 1.3manen

    2012年初出。これからの世界は多極化、政治の多様化。さまざまな近代のあり方。西洋モデルも一概念に過ぎない(6頁)。本書の目的:規範的で西洋がいかに21C世界に備え、順応すべきかのアイデアを提示(15頁)。都市は富、学問、出版、技術革新の中心地に(28頁)。本書の主張:通説と異なる。世界政治が均質化せず、多様な近代モデルが現れること(110頁)。文化の問題も重要で、文化で各地に特有タイプの近代が生まれ、発展する(111頁)。

  • sk

    欧米政治体制を相対化し、多様な近代の到来を予想。

  • yahiro

    ★★★☆☆ 歴史の記述はやや退屈ではあったが、このタイトルでもある「ポスト西洋世界」がどうなるか、というのは確かに気になるテーマではある。ところで、「西洋世界」と形容するものの中に、アメリカを中心とする世界は含まれているのだろうか? 西洋がベースとなって規定した世界が、アメリカを中心とする世界であることに異論はないけれど、常に世界は主要プレイヤーが入れ替わり、変容しているのかなと。

  • tttrecord

    今からでも遅くないけど、出た直後に読んでおけばもっと良かったかも。

  • 鈴木

    西洋社会が来たるパワーシフト(とそれに伴う多極システムの到来)において先導力を失わなず、国際システムの安定性を保つ為にはどうすればいいだろうかという内容の本であり、歴史的な記述は正直読んでいて疑問に思う点も多かったものの、数年前に書かれたとは思えないほど現在を上手く叙述している。

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