Books

ハトのしあわせうり

ダヴィデ・カリ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784911344019
ISBN 10 : 4911344016
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"""一台のふるびたトラックが、ガタゴトはしってきます。やってきたのは、ハトのしあわせうり。「うそでしょ、しあわせなんてうってるの?」「もちろんです! おおきいびんに ちいさいびん、ファミリーパックもございます」
ウズラの奥さんも、ミソサザイのおねえさんも、自分のために、だれかのために、こぞってびんをおかいあげ。でも、みんなが手に入れたいしあわせって、いったなに?
そのとき、びんがひとつ落ちました。ネズミのおとうさんがひろいあげ、ふたをあけてみると‥それはちょうど今、ほしいと思っていたものでした。

世界で数々の賞を受賞するダヴィデ・カリとマルコ・ソマが、とらえどころのない「しあわせ」をえがく。

<編集部コメント>
ハトがうっているしあわせって何? 瓶の中身が空っぽだとわかったら、お客さんはどうなるの? ハトは何者? 読むほどに疑問がわいてきます。「しあわせとは」答えがない題材を、自由な受け取り方で考えさせてくれるお話です。

■■(株)アチェロ、出版第一作目"

【著者紹介】
ダヴィデ・カリ : 1972年スイス生まれ。絵本・グラフィックノベル作家、アートディレクター。これまでに100冊近くの児童書を手がける。2006年『Piano Piano』でボローニャ・ラガッツィ賞のSpecial Mentionに選ばれたほか、各国から数々の賞を受賞

マルコ・ソマ : 1983年イタリア生まれ。イタリアを代表するイラストレーターの一人。子ども向けアートワークショップの講師としても活動している。2011年より4回にわたりボローニャ国際児童図書展に入選、2017年には『Il richiamo della palude』(ダヴィデ・カリ文)でシャルジャ国際絵本原画展2位入賞、2019年に伊アンデルセン最優秀画家賞を受賞

山下愛純 : 滋賀県生まれ。イタリア語・英語翻訳者。東京外国語大学卒業後、商社勤めをへて、現在は文芸書と児童書を中心に翻訳に携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やすらぎ

    しあわせのかたちは、人それぞれ。手元に小瓶がある人は、小さなしあわせを詰めている。たくさんの瓶が集まれば、並べてみて過去を振り返ったりする。大瓶を持っている人は、持ち運ぶのも難しくなるほど、なみなみとしあわせを注ぎたくなる。みんなの注目を集めるけど、それを欲しいと思わない人もいる。瓶に蓋をしたまま開けない人もいるし、瓶を見失ったままの人もいる。そもそも瓶を持とうとしない人、持っていることを隠そうとしている人もいる。ハトのしあわせうりは誰に何を届けてくれるのだろう。どんな瓶を持って待っていたらいいのだろう。

  • とよぽん

    作者、画家、翻訳家、発行所、すべて初めて読む絵本だ。こんなことは珍しい! 読友さんの感想を読んで興味をもった。タイトルからして、ん? な絵本。鳥たちの家がどれもすばらしく描いてある。しかし、そもそも、しあわせって、買うものなの? ハトはしあわせの入った大小様々のびんを売っている。「やすくてにはいる しあわせなんて、ないんです」と、値引きはしない。どうなんだろう。私はこのお話には素直に納得できない。

  • anne@灯れ松明の火

    新着棚で。大判で、細密画の表紙に惹かれて。ダヴィデ・カリという名前に聞き覚えがあるなと思ったら、「だれのせい?」の作家さんだ! 「しあわせ」って、形のないものを売るってどういうこと? びんに入っているって? 大小あるし、ファミリーパックまである。うさんくさそうなのに、みんな嬉々として買って行く。幸せについて、考えてみようか。それとも、ストーリーより、絵を楽しめばいいかな(笑) 絵はマルコ・ソマさん。訳は山下愛純さん。

  • ケ・セラ・セラ

    どのページも飾っておきたいお洒落なアート。動物たちを擬人化したものは数多あれど、鳥の頭にスラリとした手足のシルエットって、なかなかのチャレンジ、珍しい気がします。さて、「いまって なんでも うられているじだい」だそうですが、「しあわせ」まで売っているとは。はとのしあわせうりがお届けします。お客さまはさまざま、求めるのは程よい幸せ。何が幸せかは人それぞれ。ほら、扉を開ければすぐそこに、あなたのもとにも幸せの瓶は届いているのかもしれません。……ネズミのお父さんの件、せっかくの世界観がなんか興醒めしてしまった。

  • ふじ

    絵がオシャレで、CDのジャケットとか、PVになりそうなテイスト。内容も、もしかしたら大人向けかも。ハトの幸せ売りが、いろんなお客さんを回って歩く。お客さんがどうするかにかなりその人となりが反映されていて興味深い。最後の種明かしに私はびっくり。#NetGalleyJP

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items