ハイペリオン 上 ハヤカワ文庫SF

ダン・シモンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150113339
ISBN 10 : 4150113335
フォーマット
出版社
発行年月
2000年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,442p

内容詳細

28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。

(「BOOK」データベースより)

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私が今まで読んだ小説の中で、もっとも面白...

投稿日:2010/08/22 (日)

私が今まで読んだ小説の中で、もっとも面白い小説です。人間の想像力に限界はないのであろうか・・・。 時は、28世紀。宇宙の辺境の星「ハイペリオン」へ向かう選ばれた7人の物語。7人が語る、それぞれの人生で、徐々に明らかになる28世紀の世界。・・・FATライン、シュライク、時間の墓標、アウスター、聖樹船、テクノコア、転位システム、コムログ、ジョン・キーツ、聖十字架、エルグ、デスウォンド・・・。圧倒的迫力のSF一大叙事詩。 人類の連邦に襲い掛かる危機、真の敵は? 壮大な物語は、この後「〜没落」「エンディミオン」「〜覚醒」と続いて行く。全部読むのに2ヶ月かかりましたが、至福の時間でした。 5年前、週刊誌でこの本を教えてくれた椎名誠さんに感謝!

kasa さん | 北海道 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ さん

    とにかく壮大な話。28世紀。地球はもうない。ハイペリオンに遣わされる7名が道中にそれぞれの話を語る。それがこのシリーズ第一弾のメインのようだ。上巻においては、一人目のホイト神父の語るデュレ神父の事が想像を絶するもので、一番のインパクトだった。信仰とは?ですらなく、巻き込まれた結果の受難の凄まじさに、身悶えしそうになった。その凄さに、後に続く者の話がかすんでみえたほど。

  • セウテス さん

    28世紀、人類は宇宙に勢力圏を広め、数多くの惑星を開発し連邦を形成している。しかし未だ未知の謎を有する惑星ハイペリオンがあり、7人の巡礼がハイペリオンへ向かう。物語は彼らが道すがら自分自身の身の上話を、順番に行う形で展開する。各々の話であった物語が、少しずつ相互に関係しあい、大いなる謎へと近づくのだと思うに期待は膨らんでいく。上巻は司祭、戦士、詩人と語られるのだが、物語は広がる一方で全体像が全く見えてこない。1人の話はそれ自体が楽しめなくもないが、ハイペリオンの謎を解く鍵はいったい何処に在るのだろうか。

  • harass さん

    十年ぶりの再読。あえてベタで嬉しくなるスペオペ設定であるが重層的な物語性と語りで焼き直したSF大作。宇宙連邦政府の危機を救うため選ばれた7人の巡礼者たちが旅たつことに。目的地は謎の遺跡”時間の墓標”、しかし彼らの中に裏切りものが…… 詩人ジョン・キーツの同名詩を下敷きにして、七人の自己紹介も兼ねた身の上話は短編であるが、それぞれの話や全体と入れ子構造に。オカルト、探偵、恋愛、戦争などとあらゆる物語のジャンルを取り入れ、古今東西の名作を想起させる小技がふんだんに使われるも、謎が謎を呼び、グイグイと読ませる。

  • Kajitt22 さん

    ウェブの最果て、瑠璃色の空を持つ辺境の惑星ハイペリオン。その謎の遺跡『時の墓標』をめざす7人の巡礼者によって語られる数奇な物語。上巻の3名の体験談はSF度満載でそれぞれ読みごたえがある。10年ぶりの再再読。ダン・シモンズ恐るべし。下巻へ。

  • 波璃子 さん

    何だこれ!めちゃくちゃ面白い!最初は読みづらかったが、気がついたら没頭していた。巡礼者一人ひとりの語りから知らされる圧倒的な世界。一人分だけで小説が書けそう。まだ上巻1冊読んだだけなのにこんなに楽しいなんて。

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