スモールワールド ネットワークの構造とダイナミクス

ダンカン・ワッツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784501540708
ISBN 10 : 4501540702
フォーマット
発行年月
2006年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,314p

内容詳細

本書は、コンピュータウイルスやAIDS、鳥インフルエンザなどの感染症の拡散問題/いかに電力線やインターネット、携帯電話など情報通信ネットワークの耐故障性を高くするか/脳神経細胞のような生体振動子の同期現象の理解/アイデアとアイデアのつながりから新たなアイデアを創出する仕組み/新しい市場経済理論/流行や社会動向の普及モデルなど。さまざまな問題にアプローチするスモールワールド現象を論じたダンカン・ワッツのオリジナルであり、その原点である。

目次 : ケビン・ベーコンとスモールワールドの意外な関係/ 第1部 ネットワークの構造(スモールワールド現象の概要/ 広い世界と狭い世界―グラフによるモデル化/ 解釈と考察/ 「結局、世界は狭い」―三つの現実のグラフ)/ 第2部 ネットワークのダイナミクス(構造化された集団での感染性疾患の拡散/ セルオートマトンによる全体的計算/ スモールワールドでの協調―グラフ上でのゲーム/ 結合振動子における大域的な集団同期)/ むすび

【著者紹介】
栗原聡 : 慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻前期博士課程修了(1992)。博士(工学)(2000)。職歴:日本電信電話株式会社(1992)、NTT未来ねっと研究所(1997‐2004)、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科専任講師(1999‐2002)、大阪大学産業科学研究所(大学院情報科学研究科)助教授(2004‐)

佐藤進也 : 東北大学大学院理学研究科前期課程修了(1988)。職歴:日本電信電話株式会社(1988)。NTT未来ねっと研究所(1999‐)

福田健介 : 慶應義塾大学大学院理工学研究科計算機科学専攻後期博士課程修了(1999)。博士(工学)(1999)。職歴:日本電信電話株式会社(1999)。NTT未来ねっと研究所(1999‐2005)。ボストン大学訪問研究員(2002)。国立情報学研究所情報基盤研究系助教授(2006‐)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • サイバーパンツ さん

    先に『スモールワールド・ネットワーク』を読んでたから、流れは分かるけど……。スモールワールドの根拠として出てくる数式や図は私の手に負えないです……。

  • roughfractus02 さん

    ネットワークは偶然でできているがランダムではない。ある特定リンクをノード(点)同士が結びつく傾向をスモールワールドとして抽出したストロガッツとの共同論文の後、ベーコン数の章に始まる本書は、格子状のユークリッド的空間グラフでは表現できないショートカットや縮約が起こるこのクラスタを、平均最短距離(固有パス長)やクラスタ係数の表現可能な関係グラフによって説明する。一方、スモールワールドを「大域的集団同期」へ拡張しようと試みる終章は、スケールフリーネットワーク(A-L・バラバシ)以後の研究と併せて再読すべきだ。

  • 下川哲也 さん

    同じ著者の「スモールワールド・ネットワーク」は縦書きなのに、この本は横書き、しかもちゃんと数式、グラフなども入っていて、理系の参考書としても成立している良書。ネットワークトポロジー上のセルオートマトンの話が書かれているのが興味深かった。

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人物・団体紹介

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ダンカン・ワッツ

1971年生まれ。コーネル大学で博士号取得。「スモールワールド現象」を解明する数理モデルをスティーブン・ストロガッツとともに研究し、1998年に『ネイチャー』誌に発表。ネットワーク科学の研究をリードする気鋭の社会学者である。現在コロンビア大学教授

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