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国のために死ぬのはすばらしい?

ダニー・ネフセタイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784874986073
ISBN 10 : 4874986072
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜイスラエルは戦争という手段を捨てられないのか。なぜ日本は脱原発を選択できないのか。元イスラエル空軍兵士だった若者が来日して約40年、祖国と日本の平和な未来を築くための思索と活動の記録。

目次 : 1 イスラエル出身の私が日本で家具作家になった理由(移民国家イスラエル/ 「国のために死ぬのはすばらしい」―軍事国家イスラエルを支える愛国心教育/ 家族を覆う「戦争の影」/ 小学校の授業で書き換えられた地図/ サバイバル訓練 ほか)/ 2 私はなぜ脱原発と平和を訴えるのか(「ものづくりの人」の使命/ 権威を疑うことが大切である/ 「正しい戦争」から目が覚めた!―二〇〇八年末のイスラエル軍によるガザ攻撃/ 私にとっての「3・11」/ 「3・11」で再び点灯した「五九メートル」の赤ランプ ほか)

【著者紹介】
ダニー・ネフセタイ : 1957年イスラエル生まれ。高校卒業後、徴兵制によってイスラエル軍に入隊。3年間、空軍に所属。退役後アジアの旅に出て来日。日本各地をヒッチハイク。その後神奈川の家具会社に勤める。1988年末、埼玉県秩父郡皆野町に居を構え、「木工房ナガリ家」を開設。自宅のログハウスを夫婦で自力建設。夫婦で注文家具、遊具、木工小物、社会性オブジェの創作活動に従事。個展、グループ展など開催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    1957年イスラエル生まれ・日本在住男性による、戦争と平和、人生の書です。イスラエルがどのように建国され、どのように成り立って行ったかが中学生でもわかる表現で説明されています。うん、そう、この本は十代の人たちに読んでほしい。「国のために死ね」と教わっていた作者は、自分が兵役後そのままパイロットになっていたら、イスラエルのためにパレスチナの子どもを犠牲にするのは仕方ないと思う人間になっていたと言う。本を読み終わって、負の連鎖の止め方はやはり出国しかないのかもなあ、とため息をついた。読み友さんたちの感想から。

  • livre_film2020

    知り合いに読んでみて、と貸していただいた。著者さんと会ったそう。思春期までずっと洗脳されていた人が「イスラエルは選民思想を植え付け、ホロコーストと同じことをパレスチナ人に対して行っている」とまで言えるようになった点は称賛に値する。一方で、わざとなのか本当に気づいていないのか、「イスラエルという国を消滅させる(そもそも建国が罪だった)」という選択肢が著者の中にないのは残念だった。「イスラエルがパレスチナを抹消する」か「イスラエルとパレスチナが共存する」の2択しかないのは少し変だ。

  • ヒラP@ehon.gohon

    7年前に出された図書ですが、今イスラエルで起きている事実と重ね合わせると、心が震撼としてしまいました。 イスラエル軍は、ガザ地区の一般市民、子どもたちを殺すことに罪悪感など持っていないのではないか、自分たちが行っていることに正当性を意識しているのではないかと推測してしまえるからです。 それはイスラエルという国の歴史であり、ユダヤ人の被害者意識であり、優越性意識であり、それを包括した教育であったりするのでしょうか。

  • サトシ@朝練ファイト

    昔、ラビン首相が来日した時ニュースステーションという番組のなかで日本のイジメ問題を見て「イスラエルにも(学校内で)イジメはある。しかし、(生徒が)自殺するとは❗」何てな事を言った。周りを敵に囲まれても弾丸ではなく交渉で問題解決を図ろうとする優れた指導者もいたんだよな。平易な文章で軍事国家イスラエルと言う国を教えてくれます。「選民思想」が知らないうちにアラブ人を差別する思想にすり変わっているんだね。

  • Sakie

    現代、イスラエルに生まれ育つとはどういうことか。幼い頃から強烈なプロパガンダを刷り込まれてきたと著者は言う。最たるものが『世界の誰一人として私たちを批判する権利はない』だ。ホロコーストの非道を強調するあまり、世界は化け物を生み出してしまった。紛争で占領した土地はもともと神様がユダヤ人に約束した土地とうそぶき、パレスチナ人が生きてきた地を収奪する"作戦"を一方的に繰り返している。国ぐるみの洗脳は国民の間で共振し、ますます固着していく。刷り込まれたものは容易に剝がせず、自ら正気に戻ることは、無いのだと感じる。

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