動物工場 工場式畜産CAFOの危険性

ダニエル インホフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784846116026
ISBN 10 : 4846116026
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
560p;20

内容詳細

あなたは、ハンバーガーなどの肉や生乳がどのようにつくられているか、知っているだろうか?その主流であるアメリカの工場式畜産は、家畜を狭い畜舎に押し込み、身動きがとれない糞尿まみれのなかで、成長ホルモンや抗生物質を多用した飼料で肥えさせる。そして不健康に肥満した家畜は生乳を搾られ、流れ作業で屠殺され、食肉加工される。動物虐待に加え、労働現場は危険きわまりない。その上、糞尿等はため池に放置されるため、近隣住民は悪臭だけでなく健康も脅かされる。こうした工場式畜産によって得られる食肉は、確かに安いが、例えば抗生物質まみれの肉が人間の細菌耐性を弱め、糞尿由来のO‐157などに感染するリスクを増大させるなど、危険な食品である。本書は、むごいかたちで大規模な監禁・屠殺を行なう工場式畜産の実態と問題点を明らかにする。

目次 : 第1部 CAFOの病的性格/ 第2部 CAFOの神話/ 第3部 CAFOの内側/ 第4部 多様性の喪失/ 第5部 CAFOの隠されたコスト/ 第6部 テクノロジーの乗っ取り/ 第7部 牧草地への一新

【著者紹介】
井上太一 : 1984年生まれ。上智大学英語学科卒業。会社員を経たのち、翻訳業に専念する。関心領域は動植物倫理、環境問題(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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